イチロー氏の球団殿堂入りセレモニーの裏側とは

　米大リーグ・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏の球団殿堂入りセレモニーが27日（日本時間28日）、本拠地ガーディアンズ戦前に行われた。チケットは完売し、4万5586人が来場。米リポーターは動画付きで「なぜ外や売店に列ができていないのか、不思議に思っていた」とレポートした。

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　絶大な人気もあり、満員でも売店から人が消えた。試合前のセレモニー。グラウンドに出席者の椅子が並べられ、マリナーズナインもベンチから身を乗り出した。多くのファンが埋め尽くした客席。視線はたった一人の野球選手に注がれた。

　満員の客席を撮った動画を、シアトル地元ラジオ局「710ESPN」のスポーツ番組「シアトル・スポーツ」のリポーター、ステイシー・ジョ・ロスト氏がツイッターに公開。文面で困惑気味に紹介した。

「私は今日マリナーズ戦の観戦に遅刻しそうになった。しかし、今日の試合は完売なのに、なぜ外や売店に列ができていないのか不思議に思っていた。4万5000人以上の観客は、イチローの球団殿堂入り式典を見るために30分以上前には入場していたということだった」

　注目の試合でも、少なからず売店やトイレに人がいるのが普通の光景だろう。しかし、イチローの晴れ舞台を見るために、客席以外の場所から人が消える珍事が起きていたという。同氏のツイッターには、フォロワーなどから「そうなるでしょうね」とコメントが寄せられていた。