投げては7回10三振の快投　打っては決勝タイムリー

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は6日（日本時間7日）、敵地マーリンズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。7回2安打1失点、10奪三振の好投で8勝目をマークした。試合後、女房役のマックス・スタッシ捕手は驚きと感激が入り混じったコメントを残している。

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　初回こそ味方のエラー絡みで4試合ぶりの失点を喫した大谷だったが、そこからはギアを入れ直して快投。7回2死一、二塁のピンチでも、代打フォルテスに最後は大きく曲がるスライダーを投じて3球三振に仕留め、この日10個目の三振。マウンドで力強く吠えた。これで3試合連続2ケタ奪三振。チームの連敗も4で止めた。

　この大谷の快投を導いたスタッシ捕手は試合後の場内インタビューで「『ショー』を見るのはどんな気持ちか」と問われると、「信じられないよ。言葉が見つからない。毎試合何かしらのMLB記録を作っているよね。この男（大谷）に限界はない。ただただ信じられない。表現する言葉がないよ」と感激した様子で語っていた。

　スタッシは大谷が持つ“勝利への執念”にも最大級のリスペクトを示した。

「ショウヘイは素晴らしい投手であり、素晴らしい打者だけど、彼はとにかく勝ちたいんだ。彼にとってそれが最大のこと。彼は重要な試合で投げたい選手だし、長い回投げたいと思っているんだよ」

　大谷は打者としても1-1の同点で迎えた5回2死満塁のチャンスで、三遊間を抜ける勝ち越しの2点適時打。投げても打っても絵になる男は、チームメイトにも感動を与え続けている。