マーリンズ戦に「3番・投手兼DH」で先発

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は6日（日本時間7日）、敵地マーリンズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。3回のマウンドではスプリットで2奪三振。空振りを喫した打者のバットが手から滑り、画面から“消える”出来事も生まれた。マウンド上の大谷も思わずビックリ。米国の投球分析家は、魔法になぞらえて注目していた。

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　初回、相手の3番打者クーパーに犠飛を打たれ、久々に得点を許した大谷。3回の対戦では外角低めに鋭く落ちるスプリットで、空振り三振に仕留めた。この時、クーパーの手からバットが滑って三塁側ベンチ方向へ。防球ネットに直撃し、誰にも当たることはなかったが、マウンドの大谷は少ししゃがみこむようにしてビックリしていた。

　実際の映像を米地元放送局「バリー・スポーツ・フロリダ」公式ツイッターが公開。また、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリストのベン・バーランダー氏は「ショウヘイ・オオタニ以上にファンと選手の安全を心配する人はいない」と大谷の仕草に注目していた。

　さらに「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏は「ショウヘイ・オオタニのエクスペリアームスの呪文」と、バットを“消した”事象をハリー・ポッターの魔法になぞらえて表現。大谷は1-1の5回2死満塁から勝ち越しの2点タイムリーを放ち、自らを援護。今季8勝目へ、投打で躍動している。