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野口啓代、観客を煽って完登 2453人と一つになった涙の地元V「あの声援なければ…」

悲願の自国開催のW杯を制覇した野口啓代【写真:奥井隆史】
悲願の自国開催のW杯を制覇した野口啓代【写真:奥井隆史】

昨年は無念2位、すべてを捧げた八王子「シーズン初めから心も体も作ってきた」

 第一人者として矜持があった。スポーツクライミングが東京五輪に採用され、環境が一変した。注目度は高まり、昨年の八王子開催のW杯。日本のファンにアピールするチャンスで2位に終わった。「シーズンの初めから八王子に心も体も作ってきた。今年こそ、皆さんの前で優勝したいという思いが強かった」。昨年の雪辱を見事に果たし、これ以上ない歓喜に酔いしれた。


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 優勝するには失敗が許されない状況だった第4課題では「跳ぶのか横移動かわからなかった」という状態ながら、登りながら冷静に見極め、見事にクリアするベテランらしさを見せた。「東京五輪に向けても自国開催で優勝するという経験を積みたかった」。最高の“プレ東京五輪”となったが、五輪ではボルダリングに加え、スピード、リードと合わせた3種目で争うことになる。

「3種目でボルダーくらい安定した選手になりたい」と課題を見据える。この日の八王子は昨年の2340人を上回る2453人が押し寄せた。「凄いたくさんの方が年々増えてきていることを実感できてうれしい。たくさんの人に自分の登りを見てもらえることで何倍もやる気になる」と野口。感じる“ボルダリング熱”を、競技の第一人者である29歳は2020年の東京まで、もっと熱くする。

(THE ANSWER編集部)




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