ツアー2勝目の堀琴音、国内史上初の姉妹複数回Vに誇らしげ「やっと姉に並べてホッと」
強くなった気持ち「16番を決めていなければ17番も入っていなかった」
そして、オフの間は体幹トレーニングを積み、昨年から持ち球にしたパワーフェードの質を高めた。結果、それが「風に負けないショット」になり、今季は開幕戦のダイキンオーキッドから全て優勝争いに参戦。2戦目の明治安田生命レディスで2位、この3戦目で遂に頂点をつかんだ。
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「もう、幸せいっぱいです。結婚会見みたいですが(笑)。でも、先週も(ボギーなしで)自分でも誇れるゴルフでしたし、今週もショットに助けられました」
気持ちの強さも発揮。一時リードされたことを知りながら、慌てず、西村、葭葉と首位で並んでいた16番パー5では、「取れるのはここしかない。しっかり打とう」と自分に言い聞かせ、3メートルのバーディーパットを決めた。さらに17番パー3では2メートルのパットを入れてパーセーブ。右拳を上下させて、気持ちを表現した。
「16番を決めていなければ、17番も入っていなかったと思います。自分の言うのもあれですが、(気持ちが)強くなれました。1勝目は必死になって(プレーオフで)勝ちましたが、今日は最終日を首位で出ての優勝。1勝しているので心の余裕もありましたし、2回目の優勝が全然違う形なので、それはすごく自信になりました。でも、ハラハラドキドキはしていましたけど」
文字通り、絶好調の26歳。次戦のアクサレディス(25~27日、宮崎・UMKカントリークラブ)は、13年に姉がツアー初優勝を飾った大会。その縁も含めて、堀は「勝ちたい思いはあります。今年の目標は複数回優勝なので」と言い、しっかりと前を向いた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)