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内村航平、美しい体操は「芸術作品。体操を見ていると思わせないこと」 会見一問一答

「もう全身痛い。やめてよかった」「体操の勉強をこれからしていく」

――自分の演技に点数は。


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「60点ですかね。最後の最後まで自分には厳しく。それなりに今日に向けて準備はしてきた。試合じゃないとはいえ人に見せるので恥ずかしくない、みっともない演技は見せたくないと思っていた。それでも見せられないからTHE FINALなんだなと。6種目やるのは改めて大変。もう全身痛い。やめてよかったなと。試合と同じような刺激が体に入ったので、体の状態は今後良くなると思う。なので技術を追求していくのはできそう。もうやらなくていいと思う半面、まだやれそうという半面がある」

――今後に向けて。

「体操のいろんな分野に関わりたい。表に出なくても、裏で僕が関わってるらしいよとか、それでいいかなと。やっぱり体操のことは自分が一番知っておきたい。体操の勉強をこれからしていく。研究をやるはずなので、後輩たちにはよりよくわかりやすく技術のことを教えていければ。あとは体操の普及ですね。価値の向上もそう。価値の向上は選手たちの頑張りが絶対に必要。そういうところに貢献していきたい。どこを目指すというよりは体操の全てに関わりたい」

――研究とは大学院に行くことなのか。

「研究に関しては大学院に行くとかではない。それは勉強かなと。研究は好きだけど、勉強は好きじゃない。やるにしても自分からやりたいし、時間に縛られたりはしたくないですね。日々の練習でこういうやり方がいいんだとか、効率を考えたり、練習の中で研究をしていきたい。もちろん企業とタイアップしていくこともあると思いますが、大学院は考えていないです」

――今回のイベントを踏まえ、今後の体操界に何が必要なのか。

「まずは演出のある大会がないので、まずきっかけになればいいのかなと。あとはお客さんを体育館レベルの視点で見てもらいたい。それで見てもらってまた新しい体操の魅力を知ってくれて、体操のリピーターになってくれるのかなと。あとは毎回こんなことをするのは難しいので、大きな企業に目をつけてもらうのが一番近道かなと思います。

 お金の話はあまりしたくないけど、これだけのことをやるのはお金がないとできない。いろんな人たちに体操っていいよね、お金を出しても大丈夫と思ってもらわないといけない。そのために魅力を伝える。まずはこれをきっかけにしないといけない。今日やってみてアイディアはあるので、今後に落とし込んでアップデートできれば」

――自身にとって「美しい体操」とは。子供たちにもメッセージを。

「やはり体操を見ていると思わせないこと。僕が目指す美しさとは何ぞやと聞かれた時は、芸術作品と思っていないといけない。体操という競技の枠を超えてそう思わせないといけない。絵を見ているかのような。あとは流れる川ような、そういう〇〇のようなと思わせること。体操の見せ方が凄いとかそれくらいだとまだまだかな。

 漫画の必殺技の時みたいに何かが憑依しているようなもの。あれです。漫画的なところまで伝えられる選手が本物の美しさを備えた選手かなと。子供のうちからそれはできないので、体現してくれる人の真似をするのが大事。僕も小さい時は代表選手を真似してきた。ああいうふうになりたいと思うことが大事かなと。何でもいいので真似することが一番の近道」

(THE ANSWER編集部)




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