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強すぎる井上尚弥を恐れない“咬ませ犬”王者 「殺されると言われる。でも僕が勝つ」

過去に何度も不利の下馬評を覆してきたマクドネル、今回も圧倒的な挑戦者有利がささやかれるが…

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 マクドネルは同紙に対して、こう明かしている。10年無敗、6度防衛という立派な肩書こそあれ、それは正当に評価されてこなかった。実際にWBAの同級にはスーパー王者がいる。真の王者とは――。そんな葛藤がこの英国人にはくすぶっていた。


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「この戦いで勝利すれば、この選手、なかなかやるじゃないかとついに世界の人々が言ってくれるようになるかもしれない。僕はここ数年で進化してきた。僕は伝承を残していくところをお見せできると思っている」

 圧倒的不利の下馬評を覆しての井上撃破に成功すれば、世界的な知名度がついてくる。それこそがマクドネルのモチベーションになっている。

「僕は過去に噛ませ犬として2度テキサスに行き、世界から注目を浴びている選手相手に世界タイトルを防衛してきたんだ。そして今回、同様に日本へ向かう。全ての人々が言うんだ。僕はこの戦いで殺されるに違いないと。僕にチャンスなんかないとね。でも、僕は気にしてない。それがより、闘争心を燃やしてくれているからね」

 “アンダードッグ”――。そう呼ばれるのは慣れている。そしてその立場に立ってこそ、力を発揮することを自身がよく知っている。そして最後に同紙に対して、“モンスター”との1戦への意気込みを改めて口にしている。

「彼は素晴らしい選手だ。でも、僕は自分は彼にとっては大きすぎる存在であると信じている。彼にとっては強すぎる存在であると。それを証明するまでさ」。

 番狂わせを起こすことには慣れている。そしてモチベーションも高い。この王者どうやら侮れないようだ。

(THE ANSWER編集部)




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