前回登板のレンジャーズ戦後の会見で着用していたTシャツは…

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は10勝目をかけて10日（日本時間11日）のアストロズ戦に先発登板する。そんな中、現地では大谷が前回登板の試合後の会見で着用していたTシャツが話題に。米記者がツイッターに掲載し、「MVP級の行いだね」「超ステキだわ！」との声が上がっている。

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　大谷が9勝目を挙げた3日（同4日）のレンジャーズ戦後の会見で着用していたのは、胸に「FLOOD THE HALL」と書かれた黒のTシャツ。1950年代から60年代にかけてカージナルスで活躍し、ゴールドグラブ賞を7度獲得した名外野手カート・フラッドの殿堂入りを求めるものだ。

　1997年に59歳の若さで亡くなったフラッドといえば、現役時代に選手の権利向上のために戦い、現在のフリーエージェント導入のきっかけとなった人物。MLB選手会はフラッドの功績を称え、選手会や選手の権利向上に寄与した人物に贈る「カート・フラッド賞」を創設することを昨年発表しており、今年に入ってSNS上でフラッドの殿堂入りを求める動きが上がっていた。

　米スポーツ専門局「ESPN」のイ・ジュン記者は、最近の試合でアストロズのアレックス・ブレグマン内野手がこのTシャツを着ていたというツイートを引用し、「ショウヘイ・オオタニも記者会見で、殿堂入り候補のカート・フラッドを支持するTシャツを着ていた」と画像付きで紹介した。

　日本からやって来たに二刀流スターも、このTシャツを着ていたことで米ファンの支持を集め、ジュン記者の投稿には「一流だ！」「MVP級の行いだね」「超ステキだわ！」「どんどんカッコよくなるな」「マジで、この男最高だよ！」「どんだけいい男なんだ」「素晴らしいね」などと感激の声が続々。プレーのみならず、Tシャツでもファンのハートを掴んでいた。