井上尚弥は「やっぱり…凄い…」 圧倒された比嘉大吾は脱帽「収穫は…ないですね」
描いていた将来の対戦は…「今日の内容だと厳しいですね」
比嘉自身が得意とする接近戦でも、井上の強さを痛感した。「接近戦もできるんだとわかったし、離れていてもパンチが見えてる感があった。すごいと思いました」と脱帽だった。
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自身もフライ級で世界王座を奪取し、バンタム級転向後もアジアタイトルを獲得。再び世界へ挑む権利は手にしている。しかしモンスターの壁は厚かった。「もう少しパンチが当たると思ったか?」という問いには「ありましたね。当たると思っていたし、半々すね。これが当たって、これが当たらないんだとか。距離感も同じくらいだったし」とコメントしている。
戦前はこのスパーを世界前哨戦として描いていたが、「見ての通り」と首を振った。「今は厳しい状態なんで、試合になれば調整も違うとは思うが、今日の内容だと厳しいですね」と率直にこぼした。
それでも決して打ちのめされただけではない。「収穫は……(井上も)あんまり手の内を見せてないと思うので、なんとも言えないのですが、なんもないですね」と自嘲しながらも、「でも同じ距離間でパンチの質とか、世界的に有名な選手のものを見ることができた。一瞬の早さとか」とコメント。世界の頂を肌で感じられたことは前向きに受け止めている。
(THE ANSWER編集部)