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宮原知子「経験したことない時期があった」 女王復活へ「初志貫徹」の決意

フィギュアスケートの「グランプリ(GP)シリーズ・ファイナル2017」の記者会見が8日、都内で行われ、全日本選手権3連覇中の宮原知子(関大)は「最初に決めた目標は貫き通したい」と故障からの復活を誓った。

GPシリーズNHK杯で故障から復活へ「最初に決めた目標は貫き通したい」

 フィギュアスケートの「グランプリ(GP)シリーズ・ファイナル2017」の記者会見が8日、都内で行われ、全日本選手権3連覇中の宮原知子(関大)は「最初に決めた目標は貫き通したい」と故障からの復活を誓った。

 宮原は第4戦NHK杯(11月10日から3日間)で左股関節疲労骨折からの復帰を果たす。この日はGPシリーズに向けた決意をそれぞれの選手が記し、全日本3連覇中の女王は「初志貫徹」を選んだ。

 その理由を、こう明かす。

「昨シーズン後半に怪我をしてしまい、オフは氷に乗らない時期が1か月くらいあった。自分が今まで経験したことない時期があって、大変な思いもした。そういうことがあっても、最初に決めた目標は貫き通したい」

 氷の上で輝いてきた女王が氷の上に乗れない。かつて経験したことがないもどかしさと向き合い、復活に向けて歩んできた。だからこそ、平昌五輪が控える運命のシーズン、「志」を貫きたいとの思いは強い。

「今季のプログラムがすごく気に入っている。それを最後に全日本選手権で一番いい演技をするというのが目標です」

 当然、その先には、目指すものがある。「今は徐々に強度を上げている。試合に出るにはまだまだだけど、自分のペースで少しずつ上げていきたい」と前を向いた宮原が見つめるのは、2枚しかない五輪切符だ。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer



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