[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

子どもに夜遅く夕食がっつり取らせて大丈夫? 保護者のお悩み、ジュニア選手には案外簡単な解決策

栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。今回は「夜遅くに取らせる子どもの食事」について。

第44回は「夜遅くに取らせる子どもの食事」について(画像はイメージです)【写真:写真AC】
第44回は「夜遅くに取らせる子どもの食事」について(画像はイメージです)【写真:写真AC】

連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第44回

 栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。今回は「夜遅くに取らせる子どもの食事」について。

 ◇ ◇ ◇

「夜の遅い時間に、夕食をしっかり食べさせても大丈夫でしょうか?」。スポーツをする子どもたちの親御さんと話をするなかで、たびたび質問されるお悩みの一つです。

 平日の部活動やクラブチームの練習は、学校の授業の後に始まります。すると、練習時間が長くなる、自主練をする、練習後に塾に行く、自宅が遠い……などなど、様々な理由で、帰宅時間がとても遅くなるお子さんもいます。

 子どもはお腹を空かせているし、栄養不足も心配なので夕飯はしっかり食べさせたい。だけど、しっかり食べてしまうと、眠れなくなったり、眠りが浅くなったりするのではと、心配される声がとても多いのです。

 特に躊躇されるのが「タンパク質のおかずをガッツリ食べさせてよいのか」という点。メインのおかずはどうしても脂質が多くなり、消化に時間がかかるのでは? と考えるからです。

 このお悩みは「スポーツをする子どもに合った食べ方」から考えると、案外、簡単に解決策が見えてきます。

1 2 3

吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集