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部活の夏合宿で起こる下痢・便秘の有効対策 お腹を壊しやすい子どもは「生もの避けて」

眠れない場合に試してほしい2つのこと

 最後に、睡眠に関しても少し触れましょう。

 ハードな合宿や遠征時は、昼寝で午前の疲れを、夜に午後の疲れをしっかり取るのが理想的です。ところが、寝具が変わること、チームメイトと一緒の時間が楽しく、興奮の神経が優位になることなどで、寝付けなかったり、睡眠の質が悪くなったりと、睡眠に問題が出る選手もいます。

 ただ、初日こそ寝られなくても、次第に環境に慣れたり、疲れたりで、自然と眠れるようになります。それでも眠れない場合、以下のことを試してみてください。

<1>昼寝の時間があっても、夜のためにあえて眠らないようにする。
<2>普段、自分が使っているタオルケットやブランケットなど、持参できるサイズのものを持参し、寝床に使う。

 以上はトップの選手も実践する方法です。毎日、本来の力を出しきって練習や試合に取り組めるよう、「しっかり食べて、しっかり寝る」よう、個々に工夫してくださいね。

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(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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