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丈夫な骨づくりは「高校生までが勝負」 子どもに増える骨折を防ぐカルシウム摂取法

小学生から高校生までの骨折は、40年前と比べて2.5倍(独立行政法人日本スポーツ振興センター『学校の管理下の災害――基本統計』より)に増えている。骨折とカルシウム不足についてJリーグの下部組織やラグビースクールを中心にジュニア世代の食事をサポートする、公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏に聞いた。

「カルシウムを骨に貯金」…公認スポーツ栄養士が語る丈夫な骨づくりの“コツ”

 小学生から高校生までの骨折は、40年前と比べて2.5倍(独立行政法人日本スポーツ振興センター『学校の管理下の災害――基本統計』より)に増えている。骨折とカルシウム不足についてJリーグの下部組織やラグビースクールを中心にジュニア世代の食事をサポートする、公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏に聞いた。

 骨折が増加した原因には、食生活の変化や運動不足、日照不足など様々な理由が考えられます。

 現代の小中学生の栄養摂取状況を見ると様々な栄養素が推奨量を下回る結果(※)が出ていますが、カルシウムもその一つ。特に、給食に牛乳が出ない学校も増える中学生になると、摂取量は著しく低下しています。

 成長期のカルシウム不足が問題なのは、大人になってからでは骨量が増えないためです。骨量とは骨に含まれるミネラルやカルシウムの量。骨を作る働きが盛んな思春期はカルシウムがどんどん骨に溜め込まれていき、女性は11~15歳、男性は13~17歳にピークを迎えます。そして、あとは残念ながら減っていく一方です。

 丈夫な骨作りは高校生までが勝負。カルシウムをお金に例えると、高校生までは貯金できる時期で、以降は少しずつ切り崩して使う時期。ピークまでにカルシウムをたくさん骨に貯金するほど、その後の怪我予防、骨粗しょう症の予防につながります。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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