[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

秋登山で何着ればいい? アウターを脱いでも「肌着感」なし finetrack「ドラウトラルゴ」は“ちょうどいい”1枚

秋山のベースレイヤーは、薄手だと寒いのに高保温タイプでは暑い。finetrack「ドラウトラルゴ」は、起毛に頼らない3層構造でほどよい保温性と通気性、吸汗速乾性を両立。アウターを脱いでも着やすいレギュラーフィットで、男女4モデルを展開します。

10秒で分かるポイント

finetrack「ドラウトラルゴ」は、「薄手では寒い、高保温タイプでは暑い」という肌寒い山の日を狙ったL2ベースレイヤー。

  • ・起毛に頼らない特殊な3層構造で、行動中にも使いやすいほどよい保温性を確保
  • ・グリッド構造+吸汗速乾性で、登りでこもりやすい熱やムレを逃がす
  • ・身体のラインを拾いにくいレギュラーフィットで、アウターを脱いだ後も1枚で着やすい

 秋の山では、朝や休憩中には肌寒かったのに、登り始めるとすぐに汗ばんでくることがあります。

 春夏向けの薄いベースレイヤーでは止まったときに寒い。一方で、冬向けの高保温タイプを着れば、行動中に暑くなりすぎて汗やムレが気になる。

 「薄手では寒い。でも高保温では暑い。では、その間は何を着ればいい?」

 finetrack(ファイントラック)が2026年9月10日に発売した「ドラウトラルゴ」は、まさにその隙間を埋めるために開発されたL2ベースレイヤーです。

 起毛に頼らない特殊な3層構造でほどよい暖かさを持たせながら、グリッド構造による通気性と吸汗速乾性を確保。さらに、アウターを脱いだときにもそのまま着やすいレギュラーフィットを採用しています。

ドラウトラルゴ

薄手では寒い、高保温では暑い…秋山のベースレイヤーは何を着る?

 ドラウトラルゴの開発背景には、finetrack自身が感じていた「ベースレイヤーの間」があります。

 春夏向けの高通気なベースレイヤーでは、肌寒い季節になると保温力が足りない。一方で、高保温タイプでは、行動中に暑く感じることがあります。

 特に秋から初冬、残雪期などは、歩いていると汗ばむのに、立ち止まれば一気に冷えを感じやすい時期です。

 そこでドラウトラルゴでは、極端な薄さや高い保温力を狙うのではなく、その中間となる「ほどよい保温性」を設定しています。

finetrackの答え
 春夏用では寒く、高保温ベースレイヤーでは暑い。どちらかを我慢して着るのではなく、その間を埋めるベースレイヤーを新たに用意しました。

暖かくすると汗を吸いにくい? あえて「起毛しない」3層構造

 ベースレイヤーを暖かくする方法の一つが、生地を起毛させて空気を蓄えることです。

 しかしfinetrackは、起毛した生地は暖かい一方、吸汗性が損なわれる場合があると説明しています。

 肌寒い季節でも登山中には汗をかくため、暖かさだけを高めればいいわけではありません。

 そこでドラウトラルゴでは、あえて起毛に頼らず、ふくらみ感を持たせた特殊な3層構造を開発しました。

 この生地によって、行動中にも使いやすい適度な保温性を持たせています。

起毛に頼らない特殊な3層生地

 起毛で保温力を高めるのではなく、生地そのものにふくらみを持たせた構造。肌寒い時期に必要な暖かさを確保しながら、汗処理との両立を狙っています。

ドラウトラルゴ

登り始めると暑い・蒸れる…こもった熱をどう逃がす?

 秋山で難しいのは、立ち止まったときの寒さだけではありません。

 登りが続けば体温は上がり、ベースレイヤーの中に熱や湿気がこもります。保温性を持たせたウェアほど、行動中の熱をどう逃がすかが重要になります。

 ドラウトラルゴでは、生地をグリッド状にすることで適度な通気性を確保しています。

 さらに、肌面に凹凸を持たせ、毛細管現象を利用して汗をウェアの外側へ素早く拡散する独自の「3層ドラウト®構造」を採用。素材にはポリエステル100%を使い、吸い上げた汗を素早く乾かす設計です。

3層ドラウト®構造+グリッド

 肌面の凹凸と毛細管現象によって汗を外側へ拡散し、ポリエステル素材で乾燥を促進。さらにグリッド構造で通気性を持たせ、行動中にこもりやすい熱を逃がします。

「暖かい」だけを目指していない
 肌寒いときには適度な保温性を持たせながら、登って暑くなれば熱を逃がし、かいた汗は吸い上げて乾かす。寒さと発汗の両方が起こる季節を想定しています。

汗をかいた後、乾きやすさは? 一般的なウール100%の約2倍

 汗を素早く広げても、生地に水分が長く残れば、行動を止めたときの冷えにつながります。

 finetrackはドラウトラルゴについて、化繊ならではの吸汗速乾性を特徴としており、一般的なウール100%のベースレイヤーと比較して約2倍の乾燥スピードとしています。

 ただし、この数字はfinetrackによる自社試験です。

 試験条件は「速乾スピード60分以内・拡散性残留水分率試験」によるもの。あらゆる使用環境で必ず2倍の時間で乾燥するという意味ではありません。

約2倍の乾燥スピード

 一般的なウール100%ベースレイヤーとの比較によるfinetrackの自社試験値。速乾スピード60分以内、拡散性残留水分率試験による結果です。

 また、finetrackは肌面の濡れを軽減する「ドライレイヤー®」と組み合わせるレイヤリングも提案しています。

 肌から離した汗をドラウトラルゴが吸い上げて乾かすことで、ドライな着心地を維持しやすくする考え方です。

アウターを脱ぐと「肌着っぽい」…1枚でも着やすいレギュラーフィット

 ドラウトラルゴが解決しようとした問題は、温度や汗だけではありません。

 秋や春の登山では、朝はアウターを着ていても、行動中に暑くなって脱ぐ場面があります。

 そのとき、ベースレイヤーが身体にぴったり張り付くシルエットだと、「インナー1枚で歩いているように見える」と感じる人もいるでしょう。

 finetrackはドラウトラルゴの開発背景として、「アウターを脱いでも着やすいL2ベースレイヤー」を目指したと説明しています。

 身体のラインを拾いにくい、ほどよいゆとりを持つレギュラーフィットを採用。ただし単純に大きくするのではなく、下に着たドライレイヤー®から移行した汗を受け取りやすいフィット感も考慮しています。

山で「1枚になる」ことまで考えた
 行動中に暑くなってアウターを脱いでも、身体のラインが目立ちにくい。ベースレイヤーとしての汗処理性能を維持しながら、単体でも着やすいシルエットを狙っています。

ドラウトラルゴ

1枚で着るなら擦れも気になる…生地強度や汗のニオイには?

 アウターを脱いでベースレイヤー1枚で歩けば、生地がバックパックや周囲の物に直接触れる機会も増えます。

 ドラウトラルゴでは、そうした単体での着用も想定し、擦れや引きつれに配慮した生地を採用しています。

 finetrackが公表する生地強度はピリング4.5級、スナッグ4級です。

 ピリングはJIS L1076 A法、スナッグはJIS L1058 D-3法による数値です。

 さらに抗菌防臭加工も採用。汗をかく山行だけでなく、山小屋や下山後までそのまま着用する場面も考えています。

 ただし公式商品ページでは、繊細なニット生地を採用しているため、繰り返しの摩擦や面ファスナー、枝などへの引っかけ、硬い物との接触によって損傷する可能性があることも注意事項として示しています。

ロングスリーブとジップネック、4モデルはどう違う?

 ドラウトラルゴは、Men’sとWomen’sそれぞれに「ロングスリーブ」と「ジップネック」を用意しています。

 生地や基本的な機能は共通で、主な違いは首元の仕様です。

 ロングスリーブはシンプルなクルーネック。ジップネックは、フロントジップを開けることで温度を調節でき、襟を首元の日よけとして使うこともできます。

 どちらも脇下にはマチを配置し、腕を上げる動作を妨げにくい設計です。

モデル 重量(M) 価格(税込)
ロングスリーブ Men’s 190g 8,250円
ジップネック Men’s 200g 9,900円
ロングスリーブ Women’s 165g 7,810円
ジップネック Women’s 175g 9,350円
ロングスリーブかジップネックか
 シンプルな首元を求めるならロングスリーブ。行動中にファスナーを開けて温度調節したい場合はジップネックという選択ができます。保温性や汗処理の基本設計は共通です。

ドラウトラルゴ

ドラウトラルゴ4モデルの主な製品情報

商品名 ドラウトラルゴ ロングスリーブ/ドラウトラルゴ ジップネック
ブランド finetrack(ファイントラック)
カテゴリー L2ベースレイヤー
素材 ポリエステル100%
フィット 身体のラインが目立ちにくいレギュラーフィット
主な機能 適度な保温性/吸汗速乾性/グリッドによる通気性/抗菌防臭
生地構造 起毛に頼らない特殊な3層生地/3層ドラウト®構造
生地強度 ピリング4.5級/スナッグ4級
カラー グリーンヘザー/チャコールヘザー/ゴールデンオーカー
想定シーズン 春/秋/冬
主なアクティビティ 登山/クライミング/トレイルランニング/残雪期BCスキー・スノーボード
原産国 日本
発売 2026年9月10日

秋山のベースレイヤーは「暖かいか」だけでなく、動いたときの暑さまで考える

 肌寒くなってくると、ベースレイヤーにも暖かさを求めたくなります。

 しかし、登山ではその場に立っているだけではありません。登り始めれば体温が上がり、汗も出ます。

 春夏向けでは寒い。でも高保温タイプでは暑い。ドラウトラルゴでfinetrackが埋めようとしたのは、その間でした。

 起毛に頼らない3層構造でほどよい保温性を持たせ、グリッド構造で熱を逃がし、吸汗速乾性でかいた汗を処理する。さらにアウターを脱いだ後も1枚で着やすいレギュラーフィットにしています。

 「秋だから暖かいベースレイヤー」と単純に考えるのではなく、立ち止まったときに寒くないか、登ったときに暑すぎないか、汗をかいた後に乾きやすいかまで見ることで、肌寒い季節の一枚を選びやすくなります。

「ドラウトラルゴ」finetrack公式製品ページ
「ドラウトラルゴ ロングスリーブ Men’s」finetrack公式商品ページ
「ドラウトラルゴ ジップネック Men’s」finetrack公式商品ページ

【写真提供:株式会社finetrack】

(THE ANSWER編集部)

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
ABEMA
JFA
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集