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“プロテインブーム”が続く日本 今、正しく知るべき「たんぱく質」の知識

Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常は食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信する。今回は「たんぱく質の適切な摂取」について。

卵や納豆、牛乳を3食のいずれかに加えることで必要な「たんぱく質量」を摂取できる
卵や納豆、牛乳を3食のいずれかに加えることで必要な「たんぱく質量」を摂取できる

公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏の連載、今回は「たんぱく質の適切な摂取」

 Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常は食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信する。今回は「たんぱく質の適切な摂取」について。

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 仕事柄、他国に渡った際は必ず、現地の市場やスーパーを回り、その国の食材を見て回ったり、取り扱っている食品の傾向を観察したりしています。アメリカで一般向け・高齢者向けのプロテイン商品を多く見かけるようになったのは、5~6年前からのこと。当時の日本では、プロテイン商品はアスリートやスポーツ愛好家、健康志向や美容意識の高い一部の人が購入するもの、という立ち位置。アメリカでの商品展開をみて、新鮮に感じたことを覚えています。

 昨年あたりから日本でも、ちょっとしたプロテインブームが続いています。テレビや雑誌、WEBメディアでも、「炭水化物を食べると太るから、代わりに肉(たんぱく質)をたくさん食べる」「健康や美容のためにプロテインパウダーやプロテイン入りのスポーツバーを食べる」というコメントをよく見かけますし、コンビニエンスストアやスーパーの商品棚にも、プロテイン量を強調したスナック類やヨーグルトが非常に増えたと感じています。

 そもそも、1日に必要なたんぱく質量(推奨量)ですが、最新の日本人の食事摂取基準(2020年度版)によると、成人男性で1日60~65g、成人女性で50gです。性別問わず、体重1kgに対し、約1gが目安と覚えておくとよいでしょう。ただし、これは一般の人の基準値。アスリートの場合は体重1kgに対し、1.2~2gが必要量の目安(競技やトレーニング計画の時期により異なります)となります。

 では、1日に何をどれだけ食べればよいかを知るために、具体的な食品でたんぱく質量を換算してみましょう。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビートップリーグ・パナソニック ワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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