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元ホークス右腕、韓国プロ野球に飛び込み感じた“違い”の本質 「興味が沸いている選手が…」変わる日本人の視線

日本にはない粘着物質検査を受ける小林【写真:羽鳥慶太】
日本にはない粘着物質検査を受ける小林【写真:羽鳥慶太】

日常生活で気づいた違いの本質…ホークスの後輩も韓国に興味

 違いを挙げればキリがない。韓国の試合球は、NPB統一球よりもわずかに小さく感じた。さらにマウンドは日本のように固いが、高さがないところが多いという。「日本みたいに高いと、ABSではボールが増えてしまうんじゃないですかね?」。直面する課題に対し、修正を繰り返す毎日。ただ小林は、これを当たり前のことだと受け入れている。日々の暮らしから学んだことだ。

「初めて宅配で食事を頼んだ時には、食べられないほど辛く感じたものもありました。でも今食べてみると、もっと辛くてもいいんだけどな……ってなるんです。野球もそれと同じことだと思うんです」

 5月下旬には、古巣ソフトバンクとの交流戦があった。登板機会はなかったものの、後輩と食事にも行った。「日本と韓国、それぞれの文化の違いを、ちょっとでも僕が伝えられたらなと思って『こういうところもあるんだよ』と。いろいろ話をしましたね」。その中で感じたのが、日本の選手が韓国の野球に抱く関心がより具体的で、深くなっていることだ。

「やっぱりアメリカに比べて近いですし、『自分もできるのかな?』という興味が湧いている選手が多いと思うんです。僕が見たり聞いたりしている範囲でも感じますから」

 ソフトバンクを戦力外となった2024年のオフには、米国の施設でトレーニングするなど海外の野球に以前から興味があった。「今は助っ人ですけど、いろんなところで韓国の野球を勉強して、結果も残して、何か1つでも吸収したい。それが将来にもっと繋がればいいかなと思っています」と、視野を広げている。

 韓国では、来季から2軍球団を増やす方向で調整が進んでおり、球団を運営したい自治体の公募がスタートしている。外国人枠もさらに増える方向だ。小林が歩いた道は、続く日本人の選手にとって大きな学びとなるはずだ。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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