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「スポーツ1つに絞る選択はしたくない」 異色の国立大卒ランナー・鈴木亜由子の選択

「やっぱり走るのが好きなのかな」 鈴木は笑顔を浮かべながら語った【写真:荒川祐史】
「やっぱり走るのが好きなのかな」 鈴木は笑顔を浮かべながら語った【写真:荒川祐史】

レース本番=楽しみ 「やっぱり走るのが好きなのかな」

 練習、勉強、楽しみと時間を上手くやりくりするスタイルで、ついにはマラソン日本代表として東京五輪出場権を手に入れた。だが、出場が内定したのちに、突如としてレースの舞台が東京から北海道に変更。「高橋尚子さんや野口みずきさんのゴールシーンは見る機会が多いので、やっぱりいいなと思いますね」と偉大なる先輩と同じように、最後は競技場に戻り、大歓声の中でゴールするシーンを思い浮かべていただけに「最初聞いた時は動揺しました」と素直な気持ちを隠さない。それでも、変更されたものは仕方がない。時間を無駄にすることなく、「北海道は初マラソンの地。これも何かの縁かなと思います。いいイメージはあるので、しっかり自分の力を発揮できるように努力します」と、すぐに気持ちを切り替えた。

 もしかしたら、今の鈴木にはマラソンのレース本番こそが「楽しみ」なのかもしれない。本番に向けての練習は「やっぱり苦しいです」と言う。それでも途中で投げ出さないのは「結果が出た時の達成感。それは何事にも代え難いですね」と、走ることの魅力に取り憑かれているからだ。

 リオ五輪ではコンディションを崩し、1万メートルを欠場。5000メートルでも予選落ちの憂き目を見た。それだけに「まずはスタートラインに立つことが一番難しいと思うんですよね」という言葉には重みがある。スタートラインに立ってしまえば「あとは練習が全て。もう走るだけなんですよ」。五輪の舞台で気持ち良く走りきるために今、懸命にやるべきこと=練習に身を捧げている。

「やっぱり走るのが好きなのかな。気持ちいいんですかね」

 愛らしい笑顔を浮かべながら、そう語った鈴木。女子マラソン開始の号砲が鳴った時、そこには走る楽しさと喜びを全身で表現する鈴木の姿があるはずだ。

(THE ANSWER編集部)

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