コートに日本人1人だけの時間も…Bリーグは外国籍の制限緩和でどこを目指すのか、選手は何を感じた?
対峙した琉球選手の意見は…「今までできていたことが通用しない」
実際に対峙した側の意見はどうか。琉球の主将・松脇圭志は「本当に今までだったらできていたことが、相手の外国人が増えることによって、サイズも大きいですし、手も長いですし、そこの部分で通用しない部分もある。経験がないからというのもありますけど、リズムが取れない場面があったので。本当に慣れていく、アジャストするしかないと思います」と振り返った。
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この日、琉球で日本人最長の27分1秒に出場し、10得点7リバウンドを挙げた脇真大は「やっぱり外国人がコートに4人立てると、日本人が出ていたらリバウンド面では相手のほうが有利になる。そこでどれだけファイトできるかが、本当にこれから試される」と指摘。身長で勝てなくても、位置取りの徹底などで戦う術はあると力を込める。
「日本人ってやっぱり身長小さいですけど、ボックスアウトだけでもファイトできれば、(リバウンドに)行く気をなくさせることもできる。それは本当に日本のこれからのバスケにも必要になってくると思うので、オンザコートフリーでこうやってできるのは良いことかなと思います」
今回の改革は、今の小・中学生ら育成年代も意識したものだと島田コミッショナーは明かす。Bプレミアの舞台に立つためには、外国籍選手にも負けないレベルが必要と早くから植え付け、「若い世代のマインドセットや、先生方の指導の仕方、勝利至上主義だけでなくいかに選手を育てるかの重要性を認識してもらって、長い意味でパラダイムシフトを起こしていくことを目指した」という。
さらにBリーグは国内だけでなく、世界のマーケットも見据えている。すでに海外での試合配信も拡大中。競技力でも事業面でも「NBAに次ぐ世界2位のリーグ」を目指す中、10年後の2036年には、世界5大陸のクラブ王者が集う「FIBAインターコンチネンタルカップ(ICC)」でBリーグのクラブが世界一を獲ることも目標に掲げている。オンザコートフリーは、それに向けた布石でもある。
リーグの国際化が進む中、それでも日本人の活躍は必要不可欠だ。小酒部は「日本人が出ている時間に同じような感じで戦えなきゃ、多分60試合このメンバーでやるのは難しいと思うので。一人ひとりステップアップしなきゃいけない」と気を引き締める。テーブスも「結局40分間ずっと外国籍出すわけにはいかないので、自分たちのやることはそんなに変わらない」と冷静に受け止めていた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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