Bプレミア初代王者へ「一番になりたい」 “王貞治2世”と呼ばれた社長が群馬で見せたい景色

「とにかく1回、現物を見てくれ」
まだクラブを知らない人へ、阿久沢氏の呼びかけは実に率直だ。
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「とにかく1回、見てくれ。まだ現物を見たことがない人はいっぱいいるから、ここに来てみろと言っているんです」
目の前の「一番」は初代王者。ただし、一度だけ頂点に立てば終わりではない。熱を地域の日常として維持することは、さらに難しいと見ている。どうすればクラブを根づかせ、成長を続けられるのか。35年間、高校教員として野球に携わった人らしい答えが返ってきた。
「送るところで送って、捕れるところでボールを捕って、アウトを取ればいいのかなと思います。特別なことは必要ないし、経験を重ねて、できることをしっかり増やしていく」
2本の本塁打で“王2世”と呼ばれた男が、クラブづくりに重ねるのは豪快な一発ではない。送って、捕って、アウトを重ねる。できることを一つずつ増やす。B2からB1、そしてBプレミアへ進んだ6年間も、そんな歩みだった。
今季、欲しい結果は一つだ。
「みんなにもっと知ってもらいたいし、もっと熱量を上げてもらいたい。やっぱり、一番になることが一番いい条件かなと思います」
プロ野球を選ばなかった“王2世”は今、Bプレミア元年の「一番」を目指す。群馬の街のあちこちで、バスケットボールが語られる日常のために。
(新井 裕貴 / Yuki Arai)
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