Bプレミア初代王者へ「一番になりたい」 “王貞治2世”と呼ばれた社長が群馬で見せたい景色
男子プロバスケットボールの新たなトップカテゴリー「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」が9月22日に開幕した。群馬クレインサンダーズは24日、本拠地でアルティーリ千葉との初戦を迎える。掲げる目標は初代王者だ。

Bプレミア開幕へ「今年の目標は一番」
男子プロバスケットボールの新たなトップカテゴリー「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」が9月22日に開幕した。群馬クレインサンダーズは24日、本拠地でアルティーリ千葉との初戦を迎える。掲げる目標は初代王者だ。
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クラブをまとめる阿久沢毅社長は、1978年春の選抜甲子園で王貞治以来20年ぶりとなる2試合連続本塁打を放ち、“王2世”と呼ばれた桐生高(群馬)の元球児。プロには進まず、35年間の教員生活を経て、59歳で異競技のプロクラブ社長へ転身した。新リーグ1年目、狙うのは「一番」。群馬の人々に、まだ見せられていない光景がある。
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群馬は阿久沢氏の社長就任1年目にB2優勝とB1昇格を達成した。2024-25シーズンに初めてB1チャンピオンシップ(CS)へ進み、2025-26シーズンはクラブ最多の42勝を挙げて2年連続出場。新リーグ初年度は「BREAK THE ORDER」をスローガンに掲げ、初代王者を目標に定めた。
クラブが掲げる「初代王者」を、自身の言葉でどう表すのか。阿久沢氏の答えに迷いはなかった。
「今年の目標は一番。なんでかっていうとね、一番になりたいんですよ」
なぜ「一番」なのか。理由の一つは、過去2度のB1CSにあった。いずれも群馬ではなく、敵地で戦った。Bプレミアのプレーオフでも、準々決勝と準決勝は従来と同じく、進出クラブのうち上位クラブの本拠地で開催される。一方、決勝は従来の中立地開催から、ホーム&アウェーによる3戦先勝方式に変わる。レギュラーシーズンで上位に入り、勝ち上がるほど、群馬で戦える可能性は広がる。
「群馬の人がまだ経験していないのが、ホームでの開催なんです。上に行けばホームでできる。それは地域の熱量を上げられるチャンスだと思います。間近で見せたいんです」
新リーグ最初のシーズンにしか手にできない称号もある。
「初代チャンピオン。それは本当に前から狙っていました」
就任から6年、ファンの「見る目」も変わった。「ファンの方はすごい情報量で、ディフェンスのことまで言います。逆に教わるくらいです。どこでやっていたとか、選手の経歴まで全部知っている。そういう人がどんどん増えるんですよ」。
知れば、語りたくなる。会話が生まれ、気づけば街の文化になる。
「昔のおっちゃんがテレビを見ながら、プロ野球のことをああだこうだと言っていたでしょう。バスケもそういう感じになるんじゃないか。街の中にそういう話があふれてくると、その街はバスケの街になる。日常生活の一部にあるということだと思います」
実際にアリーナを訪れると、熱は館内だけにとどまっていなかった。周辺に並ぶ出店はにぎわい、バスケットボールを楽しめるスペースでは、子どもたちが夢中でボールを追う。試合が始まる前から、街はバスケで動いていた。

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