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高校野球で続く「7回制」議論、米国はルールをどう決める? 球数、休養日…改正は“現場の声”から

NFHSルールは学校対抗スポーツの標準ではあるが、唯一の選択肢ではない

 ここまでは全米レベルのNFHSの競技規則の決め方を見てきたが、各州の高校体育協会による競技規則修正も、それぞれの手続きに則って行っている。多くの州では、試合そのもののルールはNFHS規則を採用する。そのうえで、州の高校体育協会がシーズン日程、試合数上限、州大会の方式、球数制限、コールドゲーム、州ごとの適用規則などを決める。

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 NFHSでは、ルールへの意見・提案を募った上で、変更や修正の議論を絞り、競技規則委員会で新しいルールを採択するという手順を踏んでいる。

 2017年にNFHSで投球数と休養日規則が規定されたときには、反対意見も多く報道されたが、意外にあっさりと導入されたというのが筆者の印象だ。それに、もしも、NFHSのルール下で競技するのが嫌な場合は、別の競技組織団体の別の競技規則で試合をするという選択肢もある。実際、学校スポーツの枠外では、アメリカン・リージョン・ベースボールのようにMLBの公認野球規則をベースに独自の安全規定を加えて運営される高校生年代のプログラムも存在する。NFHSルールは学校対抗スポーツの標準ではあるが、唯一の選択肢ではない。

(谷口 輝世子 / Kiyoko Taniguchi)

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谷口 輝世子

デイリースポーツ紙で日本のプロ野球を担当。98年から米国に拠点を移しメジャーリーグを担当。2001年からフリーランスのスポーツライターに。現地に住んでいるからこそ見えてくる米国のプロスポーツ、学生スポーツ、子どものスポーツ事情を深く取材。近著に『なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか――米国発スポーツ・ペアレンティングのすすめ』(生活書院)ほか、『帝国化するメジャーリーグ』(明石書店)『子どもがひとりで遊べない国、アメリカ』(生活書院)。分担執筆『21世紀スポーツ大事典』(大修館書店)分担執筆『運動部活動の理論と実践』(大修館書店)。

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