[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

1年で広島退団も…韓国で“神助っ人”に 学んだ異国での成功&失敗の法則「世界は思っていたより…」

野球選手が異国で活躍するには、様々な壁を乗り越えなくてはならない。言葉、生活習慣、そして野球の違い……さらに、その上で残した結果だけで判断される厳しい世界だ。2023年にNPBの広島でプレーしたマット・デビッドソン内野手は、その翌年に移籍した韓国プロ野球で大爆発。2024年に本塁打王のタイトルを獲得するなど、2年半にわたってNCダイノスのファンに愛された。居場所をつかめた要因を本人はどう考えているのだろうか。

元広島のデビッドソンは韓国のNCで活躍【写真:羽鳥慶太】
元広島のデビッドソンは韓国のNCで活躍【写真:羽鳥慶太】

元広島のデビッドソン、韓国では本塁打王の大活躍

 野球選手が異国で活躍するには、様々な壁を乗り越えなくてはならない。言葉、生活習慣、そして野球の違い……さらに、その上で残した結果だけで判断される厳しい世界だ。2023年にNPBの広島でプレーしたマット・デビッドソン内野手は、その翌年に移籍した韓国プロ野球で大爆発。2024年に本塁打王のタイトルを獲得するなど、2年半にわたってNCダイノスのファンに愛された。居場所をつかめた要因を本人はどう考えているのだろうか。

【注目】普通のブラジャーでは「もう運動できない」 髙木菜那、18歳の衝撃…妹・髙木美帆に教えたCW-Xスポーツブラの凄さ(W-ANS ACADEMYへ)

 韓国南部の昌原(チャンウォン)にあるNCの本拠地に、異例の光景が広がったのは6月26日のことだった。

 デビッドソンはNCダイノスに加入した2024年に46発で本塁打王。昨年も36本を放った。今年も3割前後の打率を残していたものの、開幕からなかなか本塁打が出なかった。63試合で打率.290、8本塁打、40打点。決して解雇される成績ではないが、下位に低迷するNCは外国人の交代によるテコ入れを決断。25日にデビッドソンへ通告した。

 そのままひっそりとチームを去ってもおかしくないところだ。ただデビッドソンはその翌日、本拠地で行われるキウム戦に出場し、ファンに挨拶をしたいと望んだ。「4番・一塁」で先発した最後の試合。別れを知ったファンから、第1打席でスタンディングオベーションを受けた。そして8回の最終打席は左翼への適時打。一塁ベースに立ったデビッドソンはスタンドへ手を振り、深々と頭を下げた。ベンチの同僚たちは涙を見せ、試合後の記念撮影も惜別ムードが漂った。

「助っ人」と呼ばれることもある外国人選手が、異国のプロ野球でここまでの立場をつかむのは簡単ではない。特に韓国プロ野球は外国人の入れ替えが激しく、成績を残していても今回のようにチーム事情で退団を迫られることもある。デビッドソンは、他の選手と何が違ったのか。広島で初めてアジアの野球に触れた3年前は、戸惑いもあったと語る。

「私にとって、海外でプレーするのは初めての経験だったので、すべてが少し新鮮で驚きでした。練習方法でも打撃練習のやり方など、あらゆる仕組みが少しずつ違うんです。例えば、バッティングケージを2つ並べて同時に打撃練習を行うことなどもそうです」

 違いは、グラウンドの中にとどまらない。「正直、多くのことが驚きでした。私生活では文字が全く読めない中で食事を探したり、普段利用している店がない環境で生活したり、出歩いたりすることですね。何もかもが違っていたんです」。その中で成功できたのはなぜか。広島で1年、韓国では3年目のプレーとなり、見えてきた理由がある。

1 2 3 4
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
ABEMA
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集