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女子ゴルフ岩井千怜が世界最高峰ツアーで初V 双子の姉・明愛も2位2度…米1年目から活躍できる理由を考察 ポイントは「自然体」

最終ラウンドをプレーする岩井千怜。慣れ親しんだクラブで挑戦している【写真:Getty Images】
最終ラウンドをプレーする岩井千怜。慣れ親しんだクラブで挑戦している【写真:Getty Images】

スイング、契約クラブも替えずに2人で挑戦

 それも踏まえ、永井コーチは「契約クラブを替えなかったこともポイントです」と言った。2人はヨネックスからクラブ提供などのサポートを小学5年から受け、プロ転向後は同社と用具契約をした。当然、他メーカーからもオファーはあるが、そのまま慣れ親しんだクラブで米ツアーに挑戦している。

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「メーカーを替えて調子が悪くなると、『クラブのせいかも』となりますが、2人の場合はそれがありません。スイングもそのままで、米ツアー用に特別なことはしていません。飛距離が伸びているのはお父さん(雄士さん)と取り組んできたトレーニングの成果です。ただ、英会話の勉強は以前から取り組んでいて、今、それがとても役立っているようです」

 永井氏はツアーに帯同することなく、姉妹が腕を磨いてきたリンクスゴルフクラブ(埼玉・毛呂山町)で勤務している。姉妹との接点は帰国時の練習を見守ることなどに限られているが、千怜の優勝を自分のことのように喜んでいた。

「ずっと成長を見てきたので、めちゃくちゃうれしいです。あと、一緒に築いてきたスイングが世界に通用していることもうれしいです。そろっての活躍は、1人ではなく2人で一緒に挑戦し続けていることも大きいと思います。励まし合えますから」

 姉妹は小学1年から6年まで、持久走から1、2位を分け合っていたという。永遠のライバルであり、支え合う仲。永井氏は2人がさらに大きな存在になっていくことを確信している。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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