NY異例の光景、大谷641日ぶり打者対戦で敵まで行動 敵将は力説「利用しないと」「楽しいよ」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地ニューヨークで行われたメッツ戦の試合前に、打者と対戦する投球練習「ライブBP」に登板した。2023年の9月に右ひじを手術しており、打者との対戦は同年8月23日(同24日)のレッズ戦以来、641日ぶり。最速97マイル(約156.1キロ)を記録した投球を、同僚だけでなくメッツの監督や選手までベンチから見つめるという異例の光景が現れた。

メッツ戦試合前、キム・ヘソンら5人に対して「ライブBP」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地ニューヨークで行われたメッツ戦の試合前に、打者と対戦する投球練習「ライブBP」に登板した。2023年の9月に右ひじを手術しており、打者との対戦は同年8月23日(同24日)のレッズ戦以来、641日ぶり。最速97マイル(約156.1キロ)を記録した投球を、同僚だけでなくメッツの監督や選手までベンチから見つめるという異例の光景が現れた。
大谷の“登板”は試合数時間前のシティフィールドで行われた。同僚のキム・ヘソン内野手ら、打者5人を相手に22球を投げ込んだ。この光景をキケ・ヘルナンデスらがケージの後ろから見つめていたが、大谷に刺さった視線はこれだけではない。メッツの首脳陣や選手までTシャツ姿でベンチに現れ、投球を見つめていた。
異例の光景に驚いたのが、メッツの地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」だ。「対戦相手の選手が試合の数時間前に観客を集めることは通常ないが、ショウヘイ・オオタニが約2年ぶりに打者に向かって投げた日曜日の午後、シティフィールドでまさにそれが起こった」として、現場の状況を伝えた。
メッツのメンドーサ監督やベンチコーチのジョン・ギボンズに加え、ジェシー・ウィンカー、大谷とはエンゼルスで同僚だったグリフィン・キャニングがベンチから投球を見つめたと報じている。
メンドーサ監督はこの異例の行動について「ショウヘイ・オオタニだよ! 彼を見る機会があるのなら、それを利用しないと」とさも当然かのように説明している。さらに「彼のようなスーパースターの場合は特別だ。彼はドジャースの4時間後の(試合の)先頭打者としての準備をしながら、95-96マイル(約152.8~154.5キロ)のスプリットを投げている……」「彼は楽しんでいるし、野球にはそんな選手が必要なんだ。その場に行って、彼がやるべきことをやっているのを見るのが楽しいよ」と賛辞を並べた。
(THE ANSWER編集部)