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ボクシング世界戦で強烈発言を連発「一方的に殴る」 すでに心理戦、武居由樹がその意図を説明

ボクシングのダブル世界戦興行に出場する選手たちが26日、神奈川・横浜市内のホテルで会見した。28日に横浜BUNTAIで行われ、WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)は同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)と2度目の防衛戦に臨む。「一方的にただ殴る」などと強気発言を連発した。興行はNTTドコモの映像配信サービス「Leminoプレミアム」で有料生配信。戦績は28歳の武居が10勝(8KO)、31歳のユッタポンが15勝(9KO)。

ダブル世界戦へ向け、会見を行った武居由樹【写真:浜田洋平】
ダブル世界戦へ向け、会見を行った武居由樹【写真:浜田洋平】

5.28ダブル世界戦へ会見

 ボクシングのダブル世界戦興行に出場する選手たちが26日、神奈川・横浜市内のホテルで会見した。28日に横浜BUNTAIで行われ、WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)は同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)と2度目の防衛戦に臨む。「一方的にただ殴る」などと強気発言を連発した。興行はNTTドコモの映像配信サービス「Leminoプレミアム」で有料生配信。戦績は28歳の武居が10勝(8KO)、31歳のユッタポンが15勝(9KO)。

 試合のゴングはすでに鳴っている。武居は壇上でユッタポンと初対面するや否や笑顔で握手をした。当初は1月開催だったが、自身の右肩関節唇損傷で延期に。「まず始めにユッタポン選手、5か月間待っていただき、ありがとうございます」と感謝したが、以降は強烈な言葉を並べた。

「メインらしい良い試合をするつもりはない。一方的にただ殴る試合を見せたい」

 挑戦者が「タケイを倒して、もっと強い日本人と戦える機会があれば嬉しい」と発言したことを受け、「別にこのベルトに触らせる気はない」と断言。「去年は2試合やって、2試合とも頑張る試合(激闘で判定勝ち)をしてしまったけど、今回は僕がパンチをもらわず、自分だけのパンチを一方的に当ててKOしきる。そんな展開だと思う」と圧勝を予告した。

 会見後にも取材対応。自信たっぷりにコメントした意図に「ここまで調子よく来たし、自信もある。タイ人は質問されても、あんな感じでのらりくらりする。あれに巻き込まれないように」と説明した。

 しかし、苦手要素もある。ユッタポンはムエタイの強豪が集まる「ラジャ」の元王者。武居はK-1時代に世界王者になったが、タイ人を苦手としていた。「タイ選手が嫌いだった。独特なリズム感が苦手で。ラジャの元王者と聞いて本物だと思うので、気が引き締まります」と吐露。「でも、ボクシングとキックは全然違う競技。今までの経験を踏まえれば対応できる」と克服を誓った。

「タイのリズムに慣れたというか、K-1時代はそれに巻き込まれていた。それを反省点としてボクシングにも持ってこられたと思う。相手はアマチュアボクシングのような動きもするので、そこは気を付けたい」

 実は幼少期にタイ人トレーナーに「イジメられていた」と告白。「セミを食わされそうになったり、プラスチックの棒で引っぱたかれたり」と今では笑って明かす。この日は写真撮影後に再び握手。「タイ人は怖いけど、今日は隣に座って嫌な感じはない。リングに上がったら関係ない。オーラがあって良い選手だと思う」と敬意を払った。

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