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箱根の勝負を分ける“心の整え方” ある選手はレース前日に「走れない」と嘆いた

第95回を迎える、陸上の東京箱根間往復大学駅伝競走が2、3日に開催される。今年は総合優勝5連覇がかかる青学大と、その猛進をどの大学が阻止するのかに最大の注目が集まっている。もちろん、箱根駅伝を観る楽しみは勝敗や順位の行方だけではない。青学大駅伝チームのトレーニングを担当する中野ジェームズ修一氏に聞いた、箱根駅伝で勝ち続ける難しさとテレビ観戦時の楽しみ方を前後編でお届けする。

箱根駅伝において、メンタルコンディションが体に及ぼす影響は軽視できない【写真 : photolibrary】
箱根駅伝において、メンタルコンディションが体に及ぼす影響は軽視できない【写真 : photolibrary】

青学大トレーナー中野ジェームズ修一氏に聞く「箱根駅伝の楽しみ方」前編

 第95回を迎える、陸上の東京箱根間往復大学駅伝競走が2、3日に開催される。今年は総合優勝5連覇がかかる青学大と、その猛進をどの大学が阻止するのかに最大の注目が集まっている。もちろん、箱根駅伝を観る楽しみは勝敗や順位の行方だけではない。青学大駅伝チームのトレーニングを担当する中野ジェームズ修一氏に聞いた、箱根駅伝で勝ち続ける難しさとテレビ観戦時の楽しみ方を前後編でお届けする。

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 今年の箱根駅伝、青学大には箱根5連覇、そして駅伝3冠の期待がかかります。私と私のスタッフが、青学大のトレーニングを担当するようになったのは2014年。2015年の正月、初めて箱根駅伝を迎えた時は、選手も監督も我々トレーナー陣も、立場はチャレンジャー。今思えば、遥かに楽な気持ちでレースに臨んでいました。

 以来、毎年、同校を観ていますが、選手たちにかかるプレッシャーは年々、増しています。やはり歴史もあり、注目度の高い大会を勝ち続けることは、とても難しいと、優勝を重ねるたびに感じています。

 どんな競技でも、前大会よりも練習を積み、成長し、調子も良かったのに、いざ本番を迎えると思うような結果が出なかった、ということはよく起こります。一体、選手たちは何に足を引っ張られてしまうのか? その一つが「気負い」です。

 メンタルコンディションが体に及ぼす影響は軽視できません。いい練習をして、いい筋肉をつけて、とことん戦術を練り、データ上でも記録が上向きになっている。これ以上ないほど完璧な準備ができた、と思っても、本番でのメンタルの持ちようで、全てが左右されます。

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中野ジェームズ修一

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球の福原愛選手やバドミントンの藤井瑞希選手など、多くのアスリートから絶大な支持を得る。クルム伊達公子選手の現役復帰にも貢献した。2014年からは、青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。主な著書に『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』(大和書房)、『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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