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W杯“4強”へ、残り1年でやるべきことは? ラグビー日本代表監督が語る躍進のシナリオ

フランスで開催される2023年ラグビーワールドカップ(W杯)開幕まで、9月8日であと1年となった。2019年の日本大会で史上初のベスト8進出を果たした日本代表は、5日から候補メンバーを集めて大分で合宿をスタート。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の下で、再び世界を震撼させるために強化を加速させる。W杯での新たなターゲットは、前回大会を上回る“8強超え”。新型コロナウイルスによる強化活動の停滞という苦難を乗り越えて、未踏の高みに挑む指揮官が、1年後に迫る本大会への思いと、現状の課題について語った。(取材・文=吉田 宏)

7月にフランス代表と対戦したラグビー日本代表。ジェイミー・ジョセフHCも「接戦」と評価した【写真:Getty Images】
7月にフランス代表と対戦したラグビー日本代表。ジェイミー・ジョセフHCも「接戦」と評価した【写真:Getty Images】

2023年ラグビーW杯開幕まで1年、ジョセフHCが語る強化ビジョン

 フランスで開催される2023年ラグビーワールドカップ(W杯)開幕まで、9月8日であと1年となった。2019年の日本大会で史上初のベスト8進出を果たした日本代表は、5日から候補メンバーを集めて大分で合宿をスタート。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の下で、再び世界を震撼させるために強化を加速させる。W杯での新たなターゲットは、前回大会を上回る“8強超え”。新型コロナウイルスによる強化活動の停滞という苦難を乗り越えて、未踏の高みに挑む指揮官が、1年後に迫る本大会への思いと、現状の課題について語った。(取材・文=吉田 宏)

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 2020年から世界を覆ったコロナの闇が、ようやく明けつつあるなかで迎えるW杯フランス大会。2023年9月8日、開催国・フランス代表とオールブラックス(ニュージーランド代表)の激突で幕を開ける世界の祭典は、10月28日の決勝戦までの7週間にわたりフランス全土で熱戦を繰り広げる。前回の8強超えの期待が高まる日本代表だが、ジョセフHCは7月のフランス戦までの戦いぶりを踏まえて、チームをこう評価する。

「前回の2019年ワールドカップまでの準備と比べるとパンデミックという違いがあるが、自分たちのチームカルチャーを作り、リーダーたち、キャプテンも新しくなるなどポジティブな部分はあったと思う。ティア1(世界トップ10クラスの強豪国)チームに対しても接戦できた。もちろん、コーチとしてやるべきことはたくさんあるが、これからまた6試合あるので、そこで試せることもあるだろう」

 指揮官が「接戦」と評価するのは、23-42、15-20と食い下がった7月のフランスとの2連戦のことだ。前年の11月にはアイルランドに5-60と大敗も喫したが、若手をピックアップし、主将もピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)とテストするなど、19年W杯後の新しい日本代表へと移行するなかでの戦いぶりには、一定の評価を下している。だが、ポジティブな話はそこまでだ。1年後のW杯へ向けては、慎重に言葉を選んだ。

「基本的にどのチームも同じだが、まずはノックアウトステージまで行くことが重要だと思っている。そこまで行ければ、(決勝トーナメントは)1試合1試合を目標として勝っていくことになる」

 2019年の歓喜のなかで、チームも日本ラグビー協会も、そしてファンも思い描いたのはフランス大会での“8強超え”。だが現実を見据えれば、前回大会でアイルランド、スコットランドという強豪を撃破して世界のトップ8に躍り出たとはいえ、この3年前の結果が23年大会の成功を保証するものにはならない。

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19年と6大会連続で取材。

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