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退職してまで支えてくれた父 女子ゴルフ三ヶ島かな、初Vまで半年連絡取らない覚悟の独立

約6か月ぶりに父と再会した【写真:荒川祐史】
約6か月ぶりに父と再会した【写真:荒川祐史】

優勝試合で約6か月ぶりの再会も父「じゃあ、帰るわ」

「実は18番グリーンで父の姿をハッキリと確認して、『幻じゃなかったんだ』と思いました。『おめでとう』と言ってくれて、表彰式を終えてから一緒に記念写真も撮りました。でも、父はすぐに『じゃあ、帰るわ』と言って、コースを後にしました。妹もそうですが、うちの家族はサッパリしているんです(笑)」

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 もっとも、父には感謝してもしきれない。シングルプレーヤーだった父は、研究を重ねて三ヶ島のスイングを作り、レベルの高い九州のジュニア大会に出場させ、地元福岡の強豪校、沖学園高に通わせてくれた。

「ずっと、上達できるような教育をしてくれました。それが今も私のベースにあります。裕福な家庭ではなかったので、中学からジュニア仲間がいる沖学園には入れなかったけど、『ちゃんとゴルフを続けて、特待生で入れる成績を残したら高校からは』と言ってくれたので、中学の3年間は全力で頑張れました。そして、高校では上手な仲間と競い合うことができました」

 父は、三ヶ島がツアーに出始めた16年から勤務先の総合物流企業ランテックを休職し、17年限りで退職した。以降は、娘のサポートに専念してきただけに、現在は52歳にしてリタイアの状況だという。

「ここから先、父がどうしていくかは分かりませんが、ゆっくり休んでいてほしいです。これまで、ものすごく頑張ってくれたので……。私ができることとして、以前に車をプレゼントしてありますが、これからも親孝行はしていきたいです」

 目尻が下がる優しい表情ながら、芯の強さを感じる話しぶり。「後編」では、極限まで追い込まれたプロテストを振り返り、厳しさを増す国内女子ツアーをいかに戦っていくかを語っている。

■三ヶ島かな(みかしま・かな)

 1996年7月13日、福岡県須恵町生まれ。沖学園高卒。10歳でゴルフを始め、約1年後には全国小学生ゴルフ大会女子の部24位。中学、高校も全国レベルで活躍し、国内女子ツアーの最終予選(QT)を5位で突破して16年からレギュラーツアーに参戦。17年には賞金ランク41位でシード選手となり、18年7月にプロテスト合格。得意クラブは7番アイアン。20-21年統合の昨季は、獲得賞金8906万6929円で賞金ランク18位。血液型AB。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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