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「目標と目的をはっきりさせる」 アイスホッケー界のレジェンドが伝えたい「意識」

多角的なアプローチをしながら子供たちに成長の場を提供している
多角的なアプローチをしながら子供たちに成長の場を提供している

鈴木氏が考える「社会に出て活躍するために必要な意識」とは

「BUアイスホッケー・アカデミー」は全国各地でクリニックを開催するとともに、今年度から「BUアイスホッケー・スクール」を開校。都内近郊を中心に年間30回を目安に、毎月3回ほどのペースで「オンアイストレーニング」「オフアイストレーニング」「講義」といった多角的なアプローチを行っている。開講日程などは、その都度、公式サイトで発表されると同時に参加者を募集。平日の開催が多いが、都内近郊の開催にもかかわらず、「栃木や山梨から来てくれる子供たちもいるんですよ」と鈴木氏は笑顔を浮かべる。

 スクールでは「心(=講義)」「技(=オンアイス)」「体(=オフアイス)」を意識したトレーニングを実施。「オンアイス」の面では、鈴木氏が自ら技術指導するほか、元日本代表トレーナーの内山朋彦氏、日本人唯一のNHL選手となった福藤豊選手(日光アイスバックス)、男子日本代表の三浦優希選手らも参加。「オフアイス」の面では、元日本代表トレーナーの佐保豊氏を中心に、走り方コーチの里大輔氏もゲスト参加している。「講義」では、BUラグビー・アカデミーの3コーチや、他競技の選手・OBを招いて多岐にわたる話を披露してもらい、様々な気付きや成長の場を子供たちに提供している。

「心技体、この3つのバランスやレベルが上がれば、競技者としての成功は近づくし、人間的にも成長できると思います。トップに行く選手や長くプレーする選手は、3つのバランスが取れている人が多い。元々体力がなかった選手でも、考え方がしっかりするにつれて、練習内容も変わり、体力アップを図れる。技術が多少劣っても、考え方が変わったり、体力がアップしたりすれば、選手としてのレベルは引き上がる。

 大切なのは、自分で目標を立てられるか、それに対する目的が何か、ということ。勝つことを目標としても、何のために勝つのか? アイスホッケーが上手くなりたくても、何のために上手くなりたいのか? 目標と目的をはっきりさせることが大切だと思うんですよね。それは年齢や置かれた立場で変わってくるかもしれません。ただ、最終的にスポーツに関わっているかいないかは別として、社会に出て活躍するためには、必要な意識だと思います」

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