大物1年生3人加入「おいしい所を任せるわけには…」復活の名門・早大は何が変わった 工藤慎作、山口竣平、鈴木琉胤…先輩3人の証言【出雲駅伝】

圧倒的な個「それが今年のチームの強さ」
【山口竣平(3年)の証言「1年生においしいところを全部任せるわけには」】5区(6.4キロ)17分35秒 区間賞(区間新)
山口は7月に5000メートルで13分17秒19の日本人学生歴代4位となる好記録をマークした。今大会でも5区で区間新記録を樹立した。今のチームの強さの要因は「個」の成長にあるという。
「圧倒的な個というところを、みんな実現できている。それが今年のチームの強さかなと思います」
「圧倒的な個」は花田勝彦監督が掲げてきたチームの育成方針。他大学と比べて選手層が厚くないことを認めた上で、一部の突出した選手がチームを引っ張り、周囲が支える形を理想としてきた。
チーム内で切磋琢磨しながらも、他人と自分を比べすぎない。ベクトルを自分自身に向け、より強くなることに集中している。
「お互いにあまりライバル意識をしていないです。自分のこと、自分のやるべきことに集中できている。自分が強くなるためにどうするのかをずっと考えています。それは今年のチームがいい形でできている部分じゃないかと思います」
ただ、他人と比べすぎないことと、負けたくない気持ちは違う。今春加入した強力な1年生たちの存在が刺激となり、山口ら上級生にも新たな覚悟が芽生えた。
「1年生が入学してから、僕もやらなきゃいけないという覚悟が出てきた。慎作さんも、琉胤も、そうだと思います。やっぱり1年生においしいところを全部持っていかせて、任せるわけにはいかない(笑)。そういう思いが結果につながったのかなと思います」
次なる目標は大学駅伝三冠だ。「チームとして3冠の権利を得たのは僕たちだけ。そのチャンスをものにできるようにしたいです」と力を込めた。
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