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「前例がない」で終わらせない 女性アスリートの環境改善へ、先駆者が描く「諦めない人が増える」未来

MAN代表理事としてママアスリートの経験を伝える荒木さん【写真:平野貴也】
MAN代表理事としてママアスリートの経験を伝える荒木さん【写真:平野貴也】

荒木絵里香さんが周知を目指す「ライフイベントと競技の両立」

 一般社団法人MANは、2014年に文部科学省(現スポーツ庁)の委託事業で、女性アスリートの育成・支援プロジェクト「Mama Athletes Network(ママ アスリート ネットワーク)」としてスタート。女性選手が、結婚や出産などのライフイベントと競技活動を両立するための準備方法や環境整備について理解を深める活動を行っている。近年、女子学生に対して、無月経問題への意識改善の周知が進んでいるが、まだ、結婚や出産についても競技活動の障壁と感じる人は多い。

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 MANの荒木代表理事は「競技をしながら、ライフイベントを両立できる選択肢や可能性があることを、まず知ってもらいたい。私たちの団体は、いろいろな声を聞くコミュニティーの一つ。個人的にアスリート仲間から後輩や知人を通して、出産をするか、しないかなどの相談を受ける機会も多い」と話し、出産後トレーニングの専門家を紹介するなどサポートしていることを明かした。

 自身もママアスリートとして活動し、母なのか選手なのかの選択を迫る視線を感じた経験を持つが、「一般の働いているお母さん方から、元気を受け取ったよ、応援しているよ、とポジティブな声をもらえたことが、自分の励みになって頑張れた」と垣根を超えた共感に救われたエピソードを紹介。イベントでの橋本会長の講演を受けて「先を歩いてくださるパイオニアがいて、自分たちが続いている。そういう数が増えれば、スタンダードになっていく」と、ライフイベントと競技活動の両立に対する知識、考え方の共有を進めたい考えを示した。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)


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