韓国メディアも森保監督の手腕を評価「競技場の雰囲気を変えることできた」

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は23日、日本がドイツに2-1で逆転勝ち。衝撃の下剋上で世界を驚かせた。1点を追う後半、途中出場の堂安律、浅野拓磨が続けて得点。森保一監督の采配が的中した。同じアジアの韓国メディアもこぞって報道。「勝因の8割は監督」と指揮官の手腕を絶賛した。

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　韓国紙「スポーツ韓国」は「最高の采配、日本のファンが森保に熱狂　完璧な指揮」との見出しで森保監督を絶賛。「日本代表チームを率いる森保監督が大波乱を引き起こし、あっという間に神的な存在に浮上した。最高の交代を的中させた司令塔は試合後、勝利の功績はすべて選手にあると答えた」と報じた。

　途中起用した選手など采配が的中。「謙遜な森保監督だが、この日の勝因の8割はベンチからの戦術変化を図った森保監督のおかげであることは明らかだ。鋭いタイミングでFWを投入し、4バックから3バックへと戦術変更を敢行した決断で、競技場の雰囲気を変えることができたからだ」と手放しで称えた。

　また「Interfootball」は「『ドーハの奇跡』日本、決勝トーナメント進出確率『72％』…ドイツ『37％未満』屈辱」との記事を掲載。「日本は、まさに奇跡を成し遂げた。W杯組み合わせ抽選の時からすでに涙を浮かべざるを得ない状況だった」と記し、同組にドイツとスペインがいることの厳しさを伝えた。

「事実上ベスト16への進出が希薄だとされた。日本国内でもベスト16進出に否定的な視線が多く向けられた」「前半まで日本のベスト16入りはもちろん、勝ちを予想した人はほとんどいなかった。しかし、奇跡的な勝利を収め、日本のベスト16進出確率も大きく上昇した」と世界を驚かせた大逆転劇を報じた。

「OSEN」は「浅野の逆転ゴールで爆発した5000人の『ウルトラ日本』…応援合戦も日本の圧勝」との見出しで報道。応援団「ウルトラ日本」にフォーカスを当てながら「2018ロシアW杯でドイツを2-0で下した韓国の奇跡を再現した」と4年前の自国の勝利と重ね、「応援の力が試合内容まで変えた」と逆転劇を紹介した。

「日本がドイツを破り、カタールW杯に異変が起き始めた。アルゼンチンを2-1で制したサウジの『アジア熱風』だ」とアジア勢の躍進を称賛。「そのバトンは韓国が引き継ぐ。韓国は24日、ウルグアイを相手に第1戦を行う。韓国も大規模応援団の力が切実に必要な時だ」と記し、初戦が翌日に迫った自国に檄を飛ばした。