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熊本地震から世界大会開催へ 会場で輝く“61枚の歩み”「復興する姿を発信したい」

連日数千人規模の子供たちが観戦、吉開氏「一生で一回かもしれません」

 今大会、県内の小中高校などが特定の国を応援する「一校一国運動」が行われている。出場国のことを生徒が調べ、国際的な知識などを身に付けながら大会を盛り上げてもらうのが狙いだ。連日昼の試合には数千人規模の子供たちが国旗を振るなど、日本以外の国も応援して声をからした。

 6日の日本―中国戦には17校の小中高生約5000人が集結。一般客と合わせ、計8310人の大声援が選手たちを後押しした。吉開氏は「世界最高水準のプレーを地元で見られる。それは一生で一回かもしれません。もしかすれば、自己啓発のきっかけになるかもしれない。この機会を血や肉にしてほしい」と願った。

 震災直後の様子から時系列で並べられた61枚の写真。ラグビー日本代表選手がボランティアに訪れ、町の人たちと交流した際の1枚もある。今年10月6日のラグビーW杯、フランス―トンガ戦で選手たちのプレーする写真もあった。

 わずか3年半前には想像できなかった景色。今では、ハンドボールの盛んな火の国が熱く盛り上がっている。まだ復興が終わったとは言い切れないのかもしれない。それでも、熊本が歩んだ歴史がある。最終盤の写真には子供たちの無邪気な笑顔が輝いていた。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)




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