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井上尚弥を再三挑発のテテ ドネアとの名勝負には感謝「おかげで注目される」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級大会で優勝したWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)。同級の実力者が次々に対戦要求を叩きつける中、世界戦最速“11秒KO男”は「イノウエ対ドネア戦のおかげでバンタム級にスポットライトが当たるだろう」と歴史的名勝負に感謝している。米メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

井上尚弥(左)とゾラニ・テテ(右)【写真:荒川祐史・Getty images】
井上尚弥(左)とゾラニ・テテ(右)【写真:荒川祐史・Getty images】

度重なる挑発を繰り返してきたテテだが、バンタム級への注目度上昇には感謝

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級大会で優勝したWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)。同級の実力者が次々に対戦要求を叩きつける中、世界戦最速“11秒KO男”は「イノウエ対ドネア戦のおかげでバンタム級にスポットライトが当たるだろう」と歴史的名勝負に感謝している。米メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。


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 弟の拓真を破ったWBC王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)、五輪連覇王者でバンタム級に転向するギジェルモ・リゴンドー(キューバ)、悪童ルイス・ネリ(メキシコ)らが、各国のメディアを通じて、井上に挑戦状を送る中で、WBO世界王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)も盛んに挑発を繰り返している。

「オレを倒さなければキングにはなれない」「異論なしの王者とは呼べない」――。WBSS準決勝ノニト・ドネア(フィリピン)戦を前に右肩の負傷で棄権したテテは執拗な口撃を繰り返していた。

 だが30日に英バーミンガムで暫定王者ジョン・リエル・カシメロ(フィリピン)との統一戦に挑むテテは改めてこう語ったという。

「ドネアは勇敢な決闘を見せ、俺を驚かせた。彼がタフで強い相手ということはいつでも知っていたが。俺はイノウエとは違うやり方でドネアと戦っていただろう。接近戦はしないだろう。イノウエ戦のようには年間最優秀ファイト候補にならないだろうがね」

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