悪童ネリと対戦 ロドリゲスが井上尚弥から学んだ教訓「次は全く違う姿を見るだろう」
「ネリを凌ぐアドバンテージは技術に支えられるボクシングだ」
「イノウエとのファイトから、マニーと私は学んだ。パンチャーには敬意を払う必要がある。特に接近戦では。次の戦いでは全く違うマニーを見ることができるだろう」
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グラスゴーのSSEハイドロで行われた準決勝で「惑星一のパンチャー」と呼ばれる井上相手にリングの中央で足を止め、果敢にパンチの応酬に打って出た。その結果が2ラウンドでのTKO負けだった。
同じ過ちは繰り返さないつもりだという。「ネリを凌ぐアドバンテージは彼の偉大な技術とアマチュア時代から凄まじいバックグラウンドに支えられるボクシングだ。そこを前面に押し出していく」とクルーズ氏は語っている。
クルーズ氏も準決勝前の公開練習で井上の父でトレーナーの真吾氏を小突くなどの挑発行為に出た。これでモンスターの怒りに油を注いだという経緯もあった。ハードパンチャーとの必要以上な打ち合いは禁物――。ラスベガスの舞台でかつての無敗王者と参謀役は教訓を生かすことができるか。距離を取って有効打を当てる、本来のアウトボクシングでネリに挑む心構えだ。
(THE ANSWER編集部)