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中村匠吾の優勝は「たまたま」と辛口も… 瀬古利彦氏はスパート絶賛「3段ロケット」

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC・明治神宮外苑発着)が15日に行われ、30人が出場した男子は中村匠吾(富士通)が2時間11分28秒で1位となり、2位の服部勇馬(トヨタ自動車)とともに東京五輪に内定。日本記録保持者の大迫傑(NIKE)は終盤で競り負け、3位となった。残り1枠は今後3つの対象大会で争われる。

瀬古利彦氏がレースを総括【写真:荒川祐史】
瀬古利彦氏がレースを総括【写真:荒川祐史】

初開催のMGC、激戦の男子を瀬古氏が回顧「たまたま勝ちましたけど…」

 マラソングランドチャンピオンシップ(MGC・明治神宮外苑発着)が15日に行われ、30人が出場した男子は中村匠吾(富士通)が2時間11分28秒で1位となり、2位の服部勇馬(トヨタ自動車)とともに東京五輪に内定。日本記録保持者の大迫傑(NIKE)は終盤で競り負け、3位となった。残り1枠は今後3つの対象大会で争われる。


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 レース後、日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが会見に出席。「男女とも我々の評価を見ながら、この選手が来てほしいという想定の4人が来たのではないのかと思います。特に男子の中村選手、服部選手。でも、その前に設楽選手の勇気と走りに敬意を持っていたい。そして中村選手、服部選手、見事に後半ペースを上げた、大迫選手との競り合いで見事に勝ってくれた」とランナーたちを称えた。

 男子では、中村が上り坂となる終盤のスパートで奮闘。39キロ付近から大迫、服部を引き離して優勝を手にした。瀬古氏は「たまたま勝ちましたけど、ケニアが優勝を狙っていたらそのまま逃げられていたのではないか、とかね。その辺はこれから考えないといけない」と辛口。ただ、終盤のレースについては「あと3キロでスパートして、1回様子を見ながら追いつかれて、またスパートして、また追いつかれたと思ったらスパートして。3段ロケット。1回では大迫に絶対に勝てない。服部君にも。3回したところに勝機があった」と勝因を挙げた。

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