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大出瑞月、異例の2時間超POは惜敗 7ホール激闘も初Vならず「生きているうちに勝ちたい(笑)」

「しぶこ」の名付け親、ツアー史に名を刻む

 照れ隠しのように笑うが、その表情は充実感に満ちていた。

「相手がミニョンさんなんで、もっと早く負けると思っていました。よく粘れましたし、悔しさはないです」

 ミニョンの実力を認めるからこそ、過度な気負いなく、自分のプレーに徹することができた。

「先週からパターのヘッドは同じで長さを変えたりする中で、パットがよくなってきました。それで打ち出しとか、タッチとか、ラインの向きとかを意識して、『入れる練習』をずっとしていました」

 さらに、先輩プロからのアドバイスも大出を後押しした。

「鈴木愛ちゃんに長文のLINEをもらいました。『悩んでいる』って言ったら、『じゃあ、こういう練習をして、こうで、こうで』って」

 これまで「超感覚派閥」を公言してきたが、鈴木の説得力のあるアドバイスを受け、技術や距離感の裏付けができるようになったという。だからこそ、初めてのPOで得た経験も無駄にはしないつもりだ。

「この経験を無駄にしたらまずいです。優勝は…できたらいいですけど、『生きてるうちに』で(笑)」

 とにかく明るい大出は、かつて渋野日向子と同じコーチに師事していた時期があり、渋野のニックネーム「しぶこ」の“名付け親”として知られてきた。だが、新たに「史上最多で最長のPOを戦った女子プロ」として、ツアー史に名を刻んだ。

 そして、今大会で決定した第1回リランキングで16位。次戦EARTH MONDAMIN CUPからの出場権も得た28歳は、新たな注目選手になっていきそうだ。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)



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