6位→逆転Vは「全然ある」河本結、クラブから離れた異例の10日間 TV観戦で「プロの原点」再発見
空白の時間が思い出させた「プロとしての原点」
この空白の時間が、思いがけない「プロとしての原点」を思い出させてくれた。
「初めてゴルフ中継を見たんです。先週の(宮里藍サントリーレディス)最終日に」
目的は「試合勘をなくさないため」だが、家でリラックスしながら画面越しに見る優勝争いは、河本の心を強く揺さぶった。
「一人のファンとして見たら、めちゃめちゃドキドキしました。『あっ、このパット入るかな』って。『ゴルフってすごく面白いな』と思いましたし、ギャラリーさんがどういう風にプレーを見ているのか、自分がどういう風にいいプレーを見せれば、感動を届けられるのか。そういう気持ちの部分でも勉強になりました」
“推し活”のように純粋にゴルフを楽しむ時間。日々スコアとプレッシャーに追われる中で、見失いかけていた「楽しさ」を取り戻せた。
休養明けの初日、久々にクラブを握った時は「怖くてできなかったし、感覚も違った」という。だが、その顔はどこか「楽しいって感じでした」と充実感に満ちていた。左に突っ込む悪いクセの修正も、心に余裕が生まれたからこそ、ラウンド中に冷静に修正できた。そして、加わった優勝争いについて問われるとこう言った。
「1日8アンダーが出るコースだと思っているので。5打差以内なら、全然あると思います」
はっきりと言った逆転優勝への意欲。5月に2勝した河本は、最終日も自身と向き合いながら頂点を目指す。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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