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“最強”ヘビー級、物議の判定に新事実が判明「ベルが聞こえなかった」 ウシク戦で判断ミス…敗者コーチが証言

ボクシングのWBA&WBC&IBF世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が23日(日本時間24日)、エジプト・ギザで元キックボクサーのリコ・バーホーベン(オランダ)を相手に防衛戦を行った。大苦戦の末に11回TKO勝ちし、通算25勝(16KO)と無敗をキープ。しかし試合を止めたレフェリーの判断には、海外で批判の声も。そんな中、バーホーベン側の関係者が、米メディアに新事実を明かしている。

リコ・バーホーベン(左)に勝利したオレクサンドル・ウシク【写真:ロイター】
リコ・バーホーベン(左)に勝利したオレクサンドル・ウシク【写真:ロイター】

エジプトでウシクがバーホーベンに11回TKO勝ち

 ボクシングのWBA&WBC&IBF世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が23日(日本時間24日)、エジプト・ギザで元キックボクサーのリコ・バーホーベン(オランダ)を相手に防衛戦を行った。大苦戦の末に11回TKO勝ちし、通算25勝(16KO)と無敗をキープ。しかし試合を止めたレフェリーの判断には、海外で批判の声も。そんな中、バーホーベン側の関係者が、米メディアに新事実を明かしている。

 序盤はバーホーベンが優勢に進め、ウシクはなかなか突破口を見いだせない大苦戦。しかし11回にダウンを奪うと、その後も猛ラッシュ。レフェリーが試合を止め、ウシクが大逆転のTKO勝利を決めた。ラウンド終了のゴングが鳴った後のようにも見えた。

 試合を中継したスポーツチャンネル「DAZN」の実況が、ストップの判断に「何をやっているんだレフェリー! 何をやっているんだ! 冗談だろ!」と叫ぶなど、世界中で物議をかもしている。そんな中、バーホーベンのトレーナーを務めるピーター・フューリー氏が、世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」公式YouTubeに出演。試合を捌いた審判と話した上での、新事実を明かしている。

 フューリー氏は、「マーク・ライソン(レフェリー)と空港で話したんだ。彼と同じ便だったからね。私は『ベルが鳴ったのに君は飛び込んで手を振って止めた。彼をコーナーに戻すのではなく。何が起こったんだ?』と直接聞いた」と明かした。

 それに対して、ライソン氏は「ピーター、あの時は最善を尽くしたんだ」と回答したという。フューリー氏は、続けて「『ベルが聞こえなかったんだ』とも言ったんだ。私はそれを信じることができた。なぜなら私も聞こえなかったからだ」と語っている。

 フューリー氏は「世界タイトルマッチという大舞台で、ゴングが鳴った後に、パンチも受けていない選手をストップさせるのは馬鹿げている。彼のやったことは間違っている」とした上で、「言いたいことは、誰しも間違いは犯すものだということ。彼は最善を尽くした」と結んでいる。

 海外メディアが公開した10回終了時点でのスコアカードでは、レフェリー1人が96-95でバーホーベンを支持。残る2人は95-95の同点としていた。

 ウシクは24年、史上初のヘビー級4団体統一を達成。世界で最も権威ある米国のボクシング専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で常に1位を争っており、現在は世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)に次ぐ2位になっていた。

(THE ANSWER編集部)



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