22時45分終了なのに…井上尚弥が東京Dでマイク使えた理由 主催者明かす舞台裏「ヒヤヒヤはありました」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が2日、東京ドームで元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。5万5000席のチケットが完売。世界が注目する日本人2人による“世紀の一戦”だった。全7試合が行われた興行が終わったのは午後11時前。時間が押す中で、舞台裏では様々な調整が行われていた。

世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が2日、東京ドームで元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。5万5000席のチケットが完売。世界が注目する日本人2人による“世紀の一戦”だった。全7試合が行われた興行が終わったのは午後11時前。時間が押す中で、舞台裏では様々な調整が行われていた。
アンダーカード4試合目が終わった後の会見場。「これは10時を過ぎるんじゃ……」。不安そうな声が主催者と報道陣の間でささやかれた。脳裏をよぎったのは4月29日に東京・有明アリーナで開催された格闘技イベント「ONE SAMURAI 1」。会場の都合で午後10時以降は音響設備が使えず、メインイベントで勝利した武尊(team VASILEUS)がリング上でマイクを使えない事態に陥った。
東京ドームでも、野球の試合では午後10時を過ぎると鳴り物応援が止む。井上と中谷のゴングが鳴ったのは午後9時54分。X上でも「22時過ぎたらどうすんだろ」「試合後のマイクは武尊に続き無しになるのか?」などと懸念の声が上がった。しかし、午後10時45分に終わった激闘後に井上はマイクを握って「また東京ドームに戻ってきたい。また皆さん集まって、この景色を見せてください」と5万5000人に呼びかけた。
主催者に話を聞くと、東京ドームでは周辺地域への配慮から、午後10時以降は音響のデシベル数に基準が設けられているという。制限はあるものの、基準を下回ればマイクも使うことができる。音響の出力を調整して基準以下に抑えたため、問題なく勝者の声を届けることができた。
ただ7試合全てが判定決着となり、時間が押す中で「ヒヤヒヤはありました」と本音を吐露。準備されていた演出をいくつかカットすることになったという。それでも「ボクシングを見せるのが第一なので」。午後1時に開場。第1試合が午後3時に始まり、最後の記者会見が終わったのは日付も変わろうという時間。「やがて、伝説と呼ばれる日。」は、関係者にとっても長い一日となった。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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