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村田諒太「未来予想は無駄」 王者の赤捨て“初心”母校・東洋大の鉄紺カラーで再起

常に目の前に集中、後先考えず「一生懸命やっていくだけ」

 3日の公開スパーでは「楽しみと緊張感が入り混じっている。前回はダメな自分がそこにあった。その分の反省はしてきた」と語った前王者。「自分のパフォーマンスが不甲斐なかった。あのパフォーマンスが自分のボクサー人生の最後にしたくない。そういう気持ちです」。心身ともに充実した姿で打倒ブラントを見据えている。


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 目の前の試合が最後になる可能性があることを、常に胸に秘めながら過ごしてきた。「次の試合が最後かもしれないし、その次があるかもしれないし。でも、予測するだけ無駄なんですよね。未来を予想して作ったわけじゃない。一日の積み重ねで今がある」。2008年北京五輪の出場を逃し、東洋大職員として生活していくつもりだった。それが12年ロンドン五輪に挑戦することになり、懸命に戦い続けた結果が金メダル。初めからプロを目指してきたわけでもない。それでも、世界王者に上りつめた。

「未来に対する悲観的予測も、楽観的予測も意味がない。そう思って一戦、一戦、一日、一日を一生懸命やっていくだけです」。今、村田の頭にあるのはブラントを倒すこと以外にない。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)




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