世界選手権代表も内定、3月に左肩負傷「まだ80％くらい」も…

　スポーツクライミング世界選手権（8月・八王子）の代表選考会を兼ねた複合ジャパンカップは（愛媛・石鎚クライミングパークSAIJO）は25日、女子予選で野中生萌（XFLAG）が首位通過し、世界選手権代表も内定した。

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　野中は1種目めのスピードで自己ベストとなる8秒499をマークしてトップに立った。3月に左肩を痛めた影響もあったが、得意のボルダリングは4位、リードも5位と粘り、3種目総合で予選トップ。「1位と言われて『嘘でしょ？』って。1位じゃないと思っていたので、ラッキーです」と照れ笑いを浮かべた。

　特に収穫に挙げたのが、自己ベストを記録したスピード。「8秒台前半を公式の大会で出せて凄く嬉しい。練習を重ねてきたことで試合でもタイムが出せるようになっている」と手応えを明かした。故障の状態は「まだ80％くらい」と言うが、世界選手権代表も内定。勢いに乗り、26日の決勝で頂点を狙う。