22歳の怪物が「ボンズの領域」 メジャー6人目の1試合4敬遠の珍記録達成、2年目の今季すでに22HR
米大リーグで珍しい記録が誕生した。ナショナルズのジェームズ・ウッド外野手は29日(日本時間30日)、敵地エンゼルス戦に「2番・左翼」で先発出場。1試合で4度も敬遠された。2004年のバリー・ボンズ以来、史上6人目の達成。22歳の怪物が強打者の証しを見せた。

敵地エンゼルス戦
米大リーグで珍しい記録が誕生した。ナショナルズのジェームズ・ウッド外野手は29日(日本時間30日)、敵地エンゼルス戦に「2番・左翼」で先発出場。1試合で4度も敬遠された。2004年のバリー・ボンズ以来、史上6人目の達成。22歳の怪物が強打者の証しを見せた。
なかなか勝負してもらえなかった。初回の第1打席で左前打を放ったウッド。4回の第2打席は二ゴロに倒れたが、5回1死二、三塁の第3打席では歩かされた。3-3と同点の7回2死二塁でも2度目の敬遠。4-4の9回2死三塁でもまた勝負を避けられた。7-4とリードして迎えた延長11回1死三塁でこの日4度目の敬遠。エンゼルス実況席は「バリー・ボンズの領域だ」と驚きの声を上げた。
MLB公式のサラ・ラングス記者によると、敬遠が公式記録となった1955年以降、1試合に4回以上敬遠されたのはメジャー史上6人目。2004年に4試合で達成したボンズ以来21年ぶりの珍記録だった。他には2001年にマニー・ラミレス、1990年にアンドレ・ドーソン(5敬遠)、1985年にギャリー・テンプルトン、1962年にロジャー・マリスが達成している。
22歳のウッドは昨年デビューしたばかりのスター候補。2年目の今季は84試合ですでに22本塁打、64打点をマークし、OPSも.938と怪物の片鱗を見せている。試合はナショナルズが7-4で延長戦を制した。
(THE ANSWER編集部)