いつもと少し違ったドジャースナインの姿 頭の1文字に込められた意味を米中継が説明「80周年を…」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地ロイヤルズ戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打だった。チームは5-1で勝利した。この日は両軍ともに普段と違う帽子を着用。試合を中継した米放送局が込められた意味を説明した。

敵地ロイヤルズ戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地ロイヤルズ戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打だった。チームは5-1で勝利した。この日は両軍ともに普段と違う帽子を着用。試合を中継した米放送局が込められた意味を説明した。
いつもと同じドジャーブルーの帽子かと思いきや、よく見ると違いがあった。ドジャースのキャップには「L」と「A」を重ねたいつものロゴではなく、「B」の1文字。前身のブルックリン・ドジャース時代のものだ。試合前練習では大谷が着用している姿がよく目撃されるが、この日は試合中もドジャースナインやデーブ・ロバーツ監督が「B」の帽子を被っていた。
ロイヤルズも普段と違う黒い帽子を着用。かつて存在したニグロリーグのチーム、カンザスシティ・モナークスのものだった。米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のレポーター、デビッド・ヴァセイ氏が試合中継中に経緯を説明した。
ヴァセイ氏は「お気づきかもしれませんが、両チームがいつもと違う帽子を被っています。ロイヤルズが着用しているのはモナークスの帽子。デーブ・ロバーツ監督が被っているのはブルックリン・ドジャースのBドジャースの帽子です。これはジャッキー・ロビンソンがモナークスに在籍した唯一のシーズンから80周年を祝福するものです」とレポートした。
1947年にブルックリン・ドジャースでデビューし、黒人選手として初めてMLB選手になったロビンソン氏。その前の1945年にはモナークスで1シーズンだけプレーしていた。ヴァセイ氏によると「試合後には全選手と監督が帽子にサインし、ニグロリーグ野球博物館の支援に活用されます」という。
(THE ANSWER編集部)