22歳の佐久間朱莉、生涯賞金3億円超えも「もっと稼ぎたい」 今季3勝目は5400万円…急成長につなげた“貪欲さ”【女子ゴルフ】
国内女子ゴルフツアーのアース・モンダミンカップ最終日が29日、千葉・カメリアヒルズCC(6688ヤード、パー72)で行われ、2位から出た佐久間朱莉(大東建託)が、4バーディー、2ボギーの70で回り、通算11アンダーで逆転優勝を飾った。今季3勝目でツアー最高優勝賞金5400万円もゲットした。波に乗る22歳はここで満足することなく、「年間5勝、メジャー優勝」の新たな目標を口にした。

アース・モンダミンカップ最終日
国内女子ゴルフツアーのアース・モンダミンカップ最終日が29日、千葉・カメリアヒルズCC(6688ヤード、パー72)で行われ、2位から出た佐久間朱莉(大東建託)が、4バーディー、2ボギーの70で回り、通算11アンダーで逆転優勝を飾った。今季3勝目でツアー最高優勝賞金5400万円もゲットした。波に乗る22歳はここで満足することなく、「年間5勝、メジャー優勝」の新たな目標を口にした。
1打リードで迎えた最終18番パー5。佐久間はピン奥10メートルのバーディーパットを残した。先に2位の菅沼菜々がグリーン奥からのアプローチを寄せていたことで、重圧がかかってもおかしくない場面。だが、佐久間の手はしびれていなかった。
「意外と何も考えていなくて、自分のストロークをすることだけに集中していました」
ボールはカップをオーバー。今度は80センチの下りスライスラインが残った。
「これはシビアでした。カップを外さないかどうかのラインだったので」
結果はカップの淵をなめてイン。佐久間は手で胸を押さえた後、両手を挙げた。
「先週からショットの調子が良くなかったので、『ノビノビやろう』とだけ思っていました。でも、長かったです」
涙はなく、貫禄さえ感じる勝利。4月のKKT杯バンテリンレディスで初優勝、5月のブリヂストンレディスオープンで2勝目、そして、万全ではない状態で6月の最後に3勝目を飾った。
「2番でティーショットを池に入れてボギーにしたので、キャディーさんも『ジワジワやっていこう』と言ってくれました。自分でも『焦らずにやっていけば、追いつける』と思っていました。前の自分だったら、ボギーを打ったら『差が開いた。どうにかしなきゃ』と思って焦っていました。やっぱり、初優勝をしてから心に余裕ができて、自分のプレーにフォーカスできているんだと思います。それが結果につながっている感じで」