井上尚弥に「並びたい」 4戦目で地域タイトル獲得へ「ハマのタイソン」田中空が東洋太平洋王座戦
ボクシングの東洋太平洋ウェルター級王座決定戦12回戦が19日に、東京・大田区総合体育館で行われる。17日には、神奈川・横浜市内のホテルで記者会見が開かれ、対戦する同級7位・田中空(大橋)と同級3位・小畑武尊(ダッシュ東保)が意気込みを語った。興行はNTTドコモの映像配信プラットフォーム「Leminoプレミアム」で有料生配信。戦績は24歳の田中が3勝(3KO)、26歳の小畑が14勝(6KO)7敗1分。

田中空VS小畑武尊
ボクシングの東洋太平洋ウェルター級王座決定戦12回戦が19日に、東京・大田区総合体育館で行われる。17日には、神奈川・横浜市内のホテルで記者会見が開かれ、対戦する同級7位・田中空(大橋)と同級3位・小畑武尊(ダッシュ東保)が意気込みを語った。興行はNTTドコモの映像配信プラットフォーム「Leminoプレミアム」で有料生配信。戦績は24歳の田中が3勝(3KO)、26歳の小畑が14勝(6KO)7敗1分。
「ハマのタイソン」と称される田中は、デビュー4戦目でタイトル獲得を目指す。「早い段階でこのような大きな試合を組んでいただきありがとうございます」と感謝した。試合に向けては「今までで一番練習してきた」と振り返り、「成果を出せるように頑張りたい」と意気込んだ。
同門の先輩で世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、プロ4戦目で地域タイトルである日本ライトフライ級王座を奪取していた。会見後の取材でこのことを聞くと「そうなんですか。じゃ自分も並びたいです」と笑顔を見せた。
デビュー10年目の小畑は大分県別府市にあるダッシュ東保ジム所属。ローカルジムのため、スパーリングパートナーがなかなか見つからないという限られた条件の中で、練習に励んできた。「ジムの会員さんが協力してくれて、対戦相手を再現したり、一緒に映像を見ながら研究をしてくれた。多くの方に支えられて、この舞台まで来ました」と回顧。「10年間で培ってきたものを全部出して勝ちに徹したい」と力を込めた。
同王座は、今興行のメインイベントで世界初挑戦するWBO世界ウェルター級2位・佐々木尽(八王子中屋)が返上して空位となっていた。佐々木は同級王者ブライアン・ノーマン(米国)と対戦する。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)