G1安田記念

　競馬のG1安田記念（芝1600メートル）が8日、東京競馬場で行われ、2番人気のジャンタルマンタル（牡4・高野）が直線抜け出して快勝。G1・3勝目を挙げた。鞍上の川田将雅騎手は同レース最多タイの4勝目。ゴール直後、めったに見ることがない感情を露わにしたアクションにファンは感動。「感情溢れてて良いレース」「繋がりを大事にしている」といった声が上がっている。

　興奮の中でしっかり気持ちを込めた。スタートから先行策をとり、最後の直線では早め先頭から堂々と押し切ったジャンタルマンタルと川田。ゴール板を1着で駆け抜けた直後、右手で軽くガッツポーズをして見せた。普段はゴール後も“馬ファースト”の精神から派手なリアクションを避ける川田にしては珍しい光景。その答えは、レース後のインタビューで明かされた。

「個人的なことなんですが、僕の、長年体のメンテナンスを支えてくれる方と、次G1勝ったらガッツポーズしてくれとお願いされてましたので、それに応えないとと思って、やりました」

　日本中央競馬会（JRA）公式Xは川田のインタビューを含め、ジャンタルマンタルにフォーカスしたレース映像などを公開。クールな川田のガッツポーズについてファンからは「川田さん珍しくガッツポーズして、インタビューでは色々と感情が溢れてて、良いレースだったな」「先日とても辛いこともあっただけに喜びもひとしおってところか」「きっと天国でリバティアイランドも祝福してくれてるでしょうね」「人、繋がりを大事にしているところかっこいい」などとコメントが寄せられている。

　インタビューで川田はファンについて「本当、ジョッキーって素晴らしい仕事だなと。入ってくる時の歓声の大きさとか、本当にありがたみを感じました」と感謝していた。