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陸上界の新星フロレス・アリエ、7.4日本選手権前に日本国籍取得完了の見通し「間に合いそうです」 400m日本記録超え大学3年生

陸上の第94回日本学生対校選手権(日本インカレ)は5日、岡山・JFE晴れの国スタジアムで大会第1日が行われ、女子400メートル予選5組でフロレス・アリエ(日体大3年)が53秒75の1着で準決勝に駒を進めた。

日本インカレ女子400メートル予選に出場したフロレス・アリエ【写真:中戸川知世】
日本インカレ女子400メートル予選に出場したフロレス・アリエ【写真:中戸川知世】

日本インカレ

 陸上の第94回日本学生対校選手権(日本インカレ)は5日、岡山・JFE晴れの国スタジアムで大会第1日が行われ、女子400メートル予選5組でフロレス・アリエ(日体大3年)が53秒75の1着で準決勝に駒を進めた。

 今大会は個人100、200、400メートルにエントリーしているフロレス。まず100メートル予選3組で11秒85(追い風0.3メートル)の2着で突破を決めると、1時間半後に行われた本命の400メートルはラスト流しながら余裕の1着。それでも、53秒台を出すのだからさすがと言える。さらに400メートルリレー予選を走り、3種目を終えたレース後、報道陣の取材に応じた。

 現在はペルー国籍で、日本国籍を申請中。7月4日開幕の日本選手権に間に合いそうか問われると「間に合いそうですね。ターゲットナンバーの切り落とされる日にちまでに間に合ったらなという感じ」と明かした。

 静岡出身のフロレスは5月3日の静岡国際女子400メートルで日本記録(51秒75)を上回る51秒71をマーク。一気にスポットライトを浴びる存在となったが、日本国籍申請中のため日本記録扱いにはならなかった。

 この日の3本のレースを振り返ったフロレスは「動きは納得できていないけど、明日につながる課題が見つかったので、調整していきたい」と説明。「1か月後の日本選手権を、大きな目標にしている。これを通過点に、400メートルの走りを見直したり、100メートルでは400メートルにつながるスピード感を鍛えられたらなという感じ」と話した。

 個人3種目にエントリーしている今大会。「今回は順位やタイムの大きな目標はなくて、日本選手権につながるレースにしている。1本1本で課題を見つけられたらという感じ」と言い、日本国籍を取得した後に迎える日本選手権へのステップを強調した。

(THE ANSWER編集部)



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