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バンタム級王者の序列4番手に反骨心 1位は中谷潤人…武居由樹「燃える。チャレンジャーなので」

ボクシングのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が29日、2度目の防衛成功から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は同市の横浜BUNTAIで同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)に初回2分7秒TKO勝ち。ダウンを3度奪い、世界戦初のメインイベントで衝撃を与えた。活況を呈する同級で存在感を示したが、米専門メディアの格付けは同級4番手。序列を覆す気概を見せた。

ユッタポン・トンデイにTKO勝ちから一夜明け、会見を行った武居由樹【写真:澤田直人】
ユッタポン・トンデイにTKO勝ちから一夜明け、会見を行った武居由樹【写真:澤田直人】

武居由樹が一夜明けて会見

 ボクシングのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が29日、2度目の防衛成功から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は同市の横浜BUNTAIで同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)に初回2分7秒TKO勝ち。ダウンを3度奪い、世界戦初のメインイベントで衝撃を与えた。活況を呈する同級で存在感を示したが、米専門メディアの格付けは同級4番手。序列を覆す気概を見せた。

 武居は傷一つない顔で会見した。午前4時から3時間ほど眠れたそうで「無事に初回で倒すことができてよかった」と安堵の表情。判定勝ちだった過去2試合は一度も見返していないが、わずか127秒で終わった今回は「10回くらい見た」と笑った。

 バンタム級の王座は、WBCに中谷潤人(M.T)、IBFに西田凌佑(六島)、WBAにアントニオ・バルガス(米国)が就き、WBAには目の手術を受けた堤聖也(角海老宝石)も休養王者として存在する。6月8日には中谷と西田が王座統一戦で激突。武居が対戦を熱望してきたWBC1位・那須川天心(帝拳)も6月8日に世界前哨戦に臨み、順調なら11月頃に世界初挑戦を狙う。

 世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」は、階級ごとに独自の格付けランクを作成している。武居戦前までのバンタム級は1位・中谷、2位・西田、3位・堤、4位・武居。圧勝のため武居がランクアップする可能性もあるが、「下の方がいいですね。逆に。そこから上がっていく方が燃える。チャレンジャーなので」と反骨心を見せた。

 次戦は9月にWBO1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)と指名試合。勝てば他団体王者との統一戦の可能性もある。ダメージはなく早めに練習を再開する見込み。「まだまだ強くなるので応援よろしくお願いします」と成長を誓った。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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