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井上尚弥が会見乱入「次は誰と戦いたい?」 127秒TKOの後輩・武居由樹が苦笑「て、天心ですかね…」

ボクシングのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が29日、2度目の防衛成功から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は同市の横浜BUNTAIで同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)に初回2分7秒TKO勝ち。ダウンを3度奪い、世界戦初のメインイベントで衝撃を与えた。試合を振り返る中、同門の先輩・井上尚弥が会見に“乱入”した。

囲みの外から武居に声を掛けた井上尚弥(右)【写真:編集部】
囲みの外から武居に声を掛けた井上尚弥(右)【写真:編集部】

武居由樹が会見

 ボクシングのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が29日、2度目の防衛成功から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は同市の横浜BUNTAIで同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)に初回2分7秒TKO勝ち。ダウンを3度奪い、世界戦初のメインイベントで衝撃を与えた。試合を振り返る中、同門の先輩・井上尚弥が会見に“乱入”した。

 突然のモンスター登場に後輩王者もタジタジだった。武居は傷一つない顔で会見。試合内容や今後について語った後だった。練習のためジムに到着した井上は、ニヤリと笑みを浮かべながら記者たちの後ろへ。「質問していいですか?」と切り込み、「次は誰と戦いたいですか?」とストレートパンチを浴びせた。

 会場は笑いに包まれ、武居は「て、天心選手ですかね……」と、しどろもどろ。大先輩は「ちょっと違いますね」と“ダメ出し”した。イタズラっぽく盛り上げたモンスター。しかし、同席していた大橋秀行会長が「答えは誰がよかったの?」と投げかけると、井上は「すみません……そこまで考えていなかったです」と頭をかいた。

 バンタム級の王座は、WBCに中谷潤人(M.T)、IBFに西田凌佑(六島)、WBAにアントニオ・バルガス(米国)が就き、WBAには目の手術を受けた堤聖也(角海老宝石)も休養王者として存在する。6月8日には中谷と西田が王座統一戦で激突。武居が対戦を熱望してきたWBC1位・那須川天心(帝拳)も6月8日に世界前哨戦に臨み、順調なら11月頃に世界初挑戦を狙う。

 武居の次戦は9月にWBO1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)と指名試合。勝てば他団体王者との統一戦の可能性もある。3度ダウンを奪った前夜の圧勝劇は堤も生観戦。互いに統一戦を希望しているが、堤と那須川のどちらを希望するか問われた武居は「ファンの声を大事にしたい。この選手と見たいと思ってもらえる選手を」と表現した。

 大橋会長は「私は天心です。ファン目線で言うと」と推薦。井上への返答が真意なのか確認された武居は「まあ、誰でもいいですよ」と笑って明言しなかった。ダメージはなく早めに練習を再開する見込み。「まだまだ強くなるので応援よろしくお願いします」と成長を誓った。

(THE ANSWER編集部)

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